元   さ   ん   の   山   紀    行
浄 土 山(2,831m)
<富山県立山町>  平成24年08月27日



浄土山から剱岳を望む。






ターミナル前の「玉殿の湧水」は人気。 これから登る浄土山です。


室堂ターミナルから整備された道を行く。 「一ノ越」との分岐。


次行く「雄山頂上」 室堂ターミナルの後方は、大日連山。


室堂山展望台から、五色ヶ原・薬師岳を望む。


展望台分岐から浄土山へは急登の連続です。


雄山から富士ノ折立の稜線をバックに・・・ じっと動かない雷鳥。


浄土山で一緒になった俵氏とK氏。(一ノ越)






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  元さんの戯言・呟きから

8/27 午前8時半室堂発では、今の「山ノ神」の脚力では、浄土山から剱御前小屋(別山乗越)経由する三山縦走は難しいのではないかと思っていた。それは、最盛期から比べて、山中滞在時間が、ダイヤの関係上1時間程短いからである。

 同ルートは、神奈川の由利香女史に同行してから5年振り、高原バスに乗るのも2年振りであったが(奥大日岳以来)、好天にも恵まれたし、如何なる場合にも、対応出来る装備を担いでいるし、時計を見ながら判断すればよいと、まずは室堂山展望台を目指した。

 浄土山では、俵氏とK氏に出会った。会えばやっぱり話が弾む。そこに、T君が転倒するというアクシデントが重なった。「雄山まで・・」 と歩調を合わせたが、K氏は、三ノ越手前で退却を決め込んだ。俵氏も時間の関係上、雄山止まりとなった。

 山頂には、ヨネちゃんがいた。また、石川の吉井女史と福井の辻本女史から声を掛けられた。何年か前の白山・室堂以来である。その先、雄山登頂を目指していた女性二人が、四苦八苦していたのを放ってはいられなくなり、ちょっぴりお手伝いした事も時間を費やした事になった。雄山山頂で簡単な食事をしたつもりであったが、喋り通しで、何を食べたか分からぬという感じであった。

 雄山発は、とっくに午後1時を回っていたから、「大走り」 経由を頭に描かざるを得なかった。大汝山に向かう途中、大沢野の松田師匠とバッタリ。人のやらぬ事をやる相変わらずの超人であった。富士ノ折立を降っていたところに、落石に見舞われて、足を挫いたがその後の歩行に支障はなかった。

 午後2時を回ったところで、とても、終バスに間に合わないと判断し、別山・剱御前を諦めた。「大走りである。」 「山ノ神」にしてみれば、初めてのルート、私も中学時代からであるから、50年振りになった。必ずしも歩き易いとは言えないが、静かで新鮮であった。

 大走りを選択したお陰で、雷鳥平キャンプ場でコーヒーを沸かす事が出来た。地獄谷から湧く硫化水素の影響で、雷鳥荘からみくりが池温泉辺りのハイマツがまるで紅葉しているかのように枯れていた。自然現象でどうしようもないのかもしれない。





 ■■■ コースタイム ■■■
 高岡=立山駅7:20=美女平7:30=室堂(8:20~35)=室堂山展望台(9:20~30)=浄土山10:05=一ノ(11:00~05)=雄山頂上(12:10~13:00)=大汝山(13:25~30)=富士ノ折立13:45=大走り分岐14:15=雷鳥沢(15:35~50)=室堂(16:50~55)=美女平=立山=高岡   

 ■■■ 同行者 ■■■
         比佐恵