元 さ ん の 山 歩 き
鳥 ヶ 尾 山
(1,145.1m)
<富山県富山市(旧大山町)>
平成26年02月17日
大雪のためラッセルが奏功せず、標高840mで敗退となる。
発電所近くに車をデボ。
発電所構内から吊り橋を渡る。
吊り橋を渡りきる。
しばらく和田川の左岸を行く。
杉林を行く。
鉄塔で休憩。
標高590付近で休憩。
標高710m~720m付近で奮闘! (11:50~12:00頃)
標高730m~750m付近で悪戦苦闘! (12:15~50頃)
大雪でラッセルしようにも足が上がらず、否応なくシャベルを取りだした。
「山ノ神」が応援しようとしたが全くダメ!
13:50頃、ようやく穏やかになったが、時間的には
とても山頂には行けないと諦めて食事処を探す。
カップ麺であったが、温かくて美味しかった。
風が気にならないように深く掘った。
山頂はダメでも888mの標高点まで行けたような気がするが、
スタートが遅かっただけに無理する事もなかったであろう。 (帰り支度をしている。 15:10頃)
登りで苦戦した所だが、何となくスムーズに降りていった。
杉林を降りる。帰りは楽ちんである。
吊り橋を渡る。
本当に降りは、あっという間でした。
元さんの戯言・呟きから
2/16 昨夜、ウンウン唸っていた娘が、朝食をとっていた。「えっ、何日か前の自分と随分違う。」 と思ったが、お昼になる頃には、やはり雲行きが怪しくなっていった。「山に行っても良かったのに・・」 などと言ってくれたが、娘が臥せっていて、ムコ殿が看病、しかも孫2人を置いて、どうして、私(達)が出掛けられるか・・・
もっとも、自分の体調も万全とは言い切れない事もあり、早々に決断していたのに、今更言われてもどうしようもないから、ちょっとむかつく。そんな不安な妻子を置いて、ムコ殿は、仕事のある東京へ帰って行った。
今日の山行は我慢したが、明日は、娘が普通通り仕事に出掛け、孫達が保育所に預けられるのなら、少々窮屈であるが、それなりの山行が出来るというもの。それが、あれだけ、職場に行かなければと言っていた娘のトーンダウン、そして、下の孫が、通園許可が取れたものの完全ではないような気がする。
やっぱり、明日も、「起きてみてから・・」 になるような気がする。元気だと思っていた「山ノ神」でさえ、何だかボロが見え始めて来た。実際、今日の日中は、床の中に入っていたし、咳の頻度も増えてきたような気がする。「まあ~、何が起こるか分からない。」 と思っておれば間違いない。自分の思う通りには、なかなかならないのだから・・・・・
2/17 娘は、やはり快復せず欠勤する事になる。早く保育所に送り届けなければ、山行時間が、だんだんと短くなって行く。でも、娘が在宅という事で、孫達が甘えてなかなか思うようにならない。
「体調が完全でないのだから、まだ山に行かなくてもいいのでは・・」 の声が聞こえて来そうなのであるが、昨日は、諸事情から、ハレルヤ山行に参加出来なかった故、今日は、週一のジム(週一の山行)に出掛けなければ、それこそ、鈍ってしまうというより、生き甲斐が途絶えてしまうからである。
その行き先であるが、大地・鳥ヶ尾山・戸田峰から選ぼうとしたのであるが、昨日のハレルヤの仲間達でさえ、11名のメンバーがありながら、大地への途中、標高810m辺りで止めたとの情報を得ているだけに、何処に出掛けても、山頂に達する事は難しいと思いながらの山行である。ましてや、今日も、高速を使っても、午前9時40分スターとなのであるから・・・・
選んだのは、「鳥ヶ尾山」 4回目であるのも選考の理由。凄い雪に、どうして対岸に渡ろうかという事から始まった。でも、杉林は膝下の雪。ちょっと外れると、膝雪である。しかも、ずっと急登である。標高750mの杉林を抜けた所から、苦闘が始まった。
膝上どころでなない。斜面になると、胸までの雪で足が上がらない。1mを稼ぐのに何分も掛かった。大した事がないように見えても、実際足を上げても届かないというのであろうか、、その内、ズルズルと撃沈である。
あまり体調の良くない「山ノ神」から、何度も 「止めようか・・」 と声が掛かった。実際、私が進まぬのであるから、寒いのであろうし、足下が必ずしも安定をしていないのであるから・・・・
私には、拘りがあった。本当につまらぬ拘りである。昨日、ハレルヤの仲間が止めた標高より、高い所まで行きたいというものである。プライドでも何でもないのであるが、山頂に立てないのなら、せめてと、そのような目標を立ててしまうバカな男なのである。
そうなれば、シャベルで、その斜面を削って、しがみつきながらの登高となる。30分で10mも稼せいだろうかと思ったくらいの所もあった。午後1時50分標高840mの所で止めた。でも、その4時間あまり、ミカンをちょっぴり食べた以外、水も飲まず必死にもがいていたのである。
若い人達なら、また違った歩きがあったのだろうが、如何せん、歳を食った私の技量とはこのようなもの。まあ~、トレーニングジムで機器に乗って、汗を流すのも良いのであろうが、私には出来ないので、このような事になってしまう。
背丈ほど掘ったシェルターで、簡単な食事をして、一時を過ごしたが、やはりタープを張らなければ、暖かさをもらえない。短い時間だからとの口実に、ついつい省いてしまうが、これが高齢者には、後々ダメージになるような気がする。
あんなに時間を掛けたのに、降りるのは、あっという間である。1時間も掛からない。もっと、陽が長くなれば、鉢伏山に連なる稜線歩きは、穏やかで優雅な気分になるのであるが、出来れば、一晩山中で過ごす事になれば、尚更その味は深い。
■■■
コースタイム
■■■
発電所付近のデボ地点(9:25~40)=鉄塔(10:40~45)=標高590m付近で休憩(11:10~15)=標高840m付近(13:55~15:10)=鉄塔15:45=車デボ地点(16:10~20)
■■
同行者
■■
比佐恵