元   さ   ん   の   山   紀    行
剱  岳(2,999m)
<富山県立山町・上市町>  平成20年07月20日~21日



初日は、お天気が悪かった剱沢キャンプ





始めから雨で、ターミナルで雨具装着! 雷鳥沢キャンプ場にも残雪が・・ 浄土川を渡り雷鳥坂へ


今年は残雪が多い。 雷鳥坂上部の山ノ神。疲れが・・ 剱御前小屋前でもガスが晴れない。


今年も、いつものテントで・・ 隣のテントは、スペインのアイトール君 この時期としては、テントは少なかった。





=「剱岳・点の記」の撮影風景=
小島烏水、滑落場面(剱沢小屋裏で) 小島烏水役の「仲村トオルさん」



つづく





「7/20コラム(山つれづれ・・・より)」

7/20 「本当に晴れるのか?」 と思うくらいの空模様であった。立山駅に向かう途中に、とうとうワイパーを回したが、何とか持ちこたえてくれた。しかし、室堂出発時は、「最初から雨」 に、尻込みとなり自然保護センターで待機してしまった。

 止む様子のない空模様に、痺れを切らして、ザックを担いだのが、午前9時頃。冬と違い「山ノ神」が13キロ、私が22キロの荷。雷鳥沢まで50分くらいであるから、まずまずのペースであった。三山縦走を外し、尚更ゆっくり、のんびり行く事にする。コツコツ登る雷鳥坂(距離2キロ・標高差500m弱)は、剱沢への一つの関門であるが、何ら焦る事などない。でも、やっぱり私の性分なのであろうか、2時間半を区切ってしまい、少々荷の代行をしてしまった。

 剱沢方面の雪量の多さを感じながら、キャンプサイト到着は午後1時半。幸い設営時には、雨が上がっており、スムーズに事は運んだが、「こんな早く着いてしまったら、後は何をすればいいのか?」 「やっぱり、飲むしかないか?」 
 でも、時折降る雨に、雨具を纏ってのテント前宴会。「剱は、見えないし、何だか寂しい。」

 その内、剱沢小屋の裏斜面で、「剱岳・点の記」の撮影が行われている事に気付き、一寸行ってみる。「小島烏水役の仲村トオルさん」が、滑落するシーンを、何度も繰り返してやっていた。その仲村トオルさんを撮るのに、「山ノ神」が、日頃見せない「おばさんスタイル」 には、私がびっくり。「仲村さ~ん、こっち向いてぇ~・・・」

 日が次第に暮れる頃、「元さん」の声を耳にする。何とネコ君(長勢君)ではないか・・・ 悪天の八ッ峰縦走を止め、長治郎雪渓を登り詰め、本峰から下山して来たという。他のメンバーは、何故か剱山荘泊とか・・・

 当然、3人になれば祝宴となる。暗闇の中で、「ガスが切れて行く剣岳を肴に飲むのもいい。」 いや、これが目的だったのかもしれない。明日、晴れれば、長治郎雪渓を詰める。悪ければ別山尾根となる。星が見えたり、隠れたり・・・




 ■■■コースタイム■■■
  一日目
 高岡5:10=立山駅6:50=室堂(8:00~55)=雷鳥沢(9:45~55)=剱御前小屋(12:2045)=剱沢13:20

  二日目
   剱沢5:05=剱山荘5:25=一服剱5:45=剱岳頂上(7:25~8:10)=前剱9:05=一服剱9:45=剱山荘10:00=剱沢(10:1512:45)=剱御前小屋(14:00~15)=別山(14:40~45)=剱御前小屋(15:15~20)=雷鳥沢=室堂17:35=立山駅18:40=高岡20:00

 ■■■同行者■■■
        比佐恵