元   さ   ん   の   山   紀    行
剱  岳(2,999m)
<富山県立山町・上市町>  平成23年07月17日




剱岳30回目の登頂です。でも、疲れました。






~~ 馬場島登山口です。試練と憧れの碑があります。 ~~


このような標識が、200m毎にあります。 先行して行く人達がいます。 早月小屋まで、あと1キロです。


毛勝の山々です。 右に奥大日岳。その左の室堂乗越から
立山川が流れ込みます。
ようやく早月小屋が見えました。


左が奥大日岳、右が大日岳です。


~~ 早月小屋です。 ~~


早月小屋が小さく見えます。 山頂への稜線です。 毛勝の山々です。


愛知の柴田さんにお世話になりました。 荒々しい岩峰に魅せられます。 標高2,600mの標識です。
頂上まで1・6キロ、早月小屋
まで1・3キロの地点です。


柴田さんが、雪渓の上を行かれます。 残雪が多くある池ノ谷側です。 射水市のH氏に、アドバイスを受けました。


~~ 早月尾根は2600mを越えますと岩場の連続です。 ~~








山頂にはたくさんの方々がおられました。 ガスに覆われていますが、八峰です。 源治郎尾根です。手前が懸垂場です。


疲れ果てて登頂です。






早月尾根にも、クロユリが咲いていました。







  元さんの戯言・呟き

7/17 30回目の剱岳は、ゆっくり楽しみながら登ろうと思っていた。しかし、そのように考えても、その日が、いつになるか分からないし、幸い独りになったし、思い切って早月尾根から登ってやろうと思ったのでした。

 一週間前に痛めた脇から肋骨辺りに不安があったけれど、「ダメなら戻ればよい。」ほどの考えで臨む事にした。それよりも最近、不都合の股関節と膝、そして、暑さであった。暑さは、多くの方々が挑んでいるわけで、私だけがハンディーを負っているわけではない。

 早月尾根日帰りは面白くもないから、もう止めた。などとずっと思っていたのに、今回このような挑戦になってしまったのですが、ボランティアの方の計らいで、土嚢が積まれ随分楽になったように感じた。

 この調子では、10年前とそんなに遜色のないタイムで歩けるのではと思ったのがいけなかったのか、標高2000m辺りから太腿が攣ってしまい高く足を上げる事が出来なくなってしまった。それが両足となってはどうしようもない。それでも、早月小屋まで、3時間余で行けたのだから、まあまあかと思ったのがいけなかったのであろう。

 それで止めれば良かったのに、歩きを続けてしまった。何度も歩けなくなり立ち止まってしまった。鎖場では、硬直した足の移動に、イヤな時もあった。早月小屋から山頂まで4時間半程要してしまったのである。山頂で、空腹を満たす為に、腰を降ろして足を伸ばすと、またまた、のたうち回ってしまうほどであった。

 下山では、私よりも、もっと遅い人達がいて、ちょっと救われた感じであった。下山時間を気にしないでゆっくりゆっくり降りた。それでも、抜かなければならぬ事態になってしまった頃には、ちょっぴり快復したように思えるようになったのである。とにかく、早月小屋までは遠かった。

 少し休んで、早月小屋を出発したのが、午後4時半少し前頃で、日没との戦いであったが、何とか明るい内に、車に戻る事が出来た。出発直前になって、送迎がなくなっていたので、その点だけは心配なかったのであるが、上市の市街地に入ってから携帯が鳴った。





 ■■■ コースタイム ■■■
  高岡=馬場島登山口5:00=早月小屋(8:20~50)=剱岳頂上(13:00~40)=早月小屋(16:10~25)=馬場島19:20=高岡   (参考になりません。) 

 ■■■ 単独行 ■■■