元   さ   ん   の   山   紀   行
土 倉 山 (1,384㍍)
<富山県上市町・魚津市> 平成20年01月21日





拘りの 「1月の土倉山」





伊折橋詰に車を止める。 (a.m.7:30~40) 朝方は快晴で剱岳が望めた。


鍋増谷と支流が合流する間の斜面が見えて来る。a.m.8:15 取り付きは、雪が少なく悪戦苦闘! (a.m.8:30)


順調に、そして、快調に進む。(a.m.9:30) ラッセルは交代しながら・・


尚も順調に、そして、楽しく・・ (a.m.10:40) 午前11時45分頃、ガスが上空を覆い始めた。


「もう少し」 と、何度言われても・・ この斜面を駆け上がれば山頂である。


午後0時20分頃、山頂に到達! 何故か、女性軍がテーブル・ベンチ造りをする。


ガスに覆われた山頂であったが、タープの中は豪華な食事! 吉尾氏特性のホッとサンド。


食事の終わった山頂で記念撮影。 変わったポーズというところで・・


午後2時過ぎ、山頂を後にする。 急斜面では、スリップする人も・・


雪量が少なくなり、スノーシューを外す。 最後の斜面を降りるのに四苦八苦!




「1/21 コラム(山つれづれ・・・より)」

1/21 「休日は、必ず山に行く。」 を当てにしてもらっての山行であったが、行き先が、なかなか決まらなかった。「何処でもいい。」 と言われても、「土倉山はどう?」 が、頭から離れないでいたからである。「1月・雪量・道路の凍結」の不安要因を払拭させたのは、「行ける所まで、そしてまた、行き先の変更もあり。」 の条件下で、募らず行きたい者同士5名となったからかもしれない。

 ところが、早朝の冷え込みも少なく、陽が上がり始める前から、剱岳のシュルエットが、否応なしに目に飛び込んできた。今年の筏井さんの口癖ではないが、「私が出掛けた翌日が晴れる。」 と、零しておられたのを思い出してしまった。

 土倉山へは、最中状となってはいるが、真新しい雪上を、サクサクと気持ちの良い歩きとなる。、途中、採石場付近から上がってきたトレースに助けられるが、人間というのは可笑しなもので、楽が出来る反面、切り開く楽しみを奪われたような気がしてしまった。

 しかし、そのトレースは、土倉山に向かうものではなく、ずっと林道を川沿いに繋がっていた。我々の雪を拾っての登髙は、ちょっと、東側にルートを外した事もあり、標高600mぐらいまでは、結構辛いものであった。

 高度を上げる毎に、雪量が増えていったのであるが、朝方あれだけの晴天であったのに、見る見る内に、ガスに覆われていった。これだけ頑張っているのであるから、「ご褒美として、剱岳の勇壮とした姿を見せてくれないものか。」 との願いは、山頂に届いてからも、適うものではなかった。それどころか、小雪が舞い、ジワジワと気温が低下していった。

 今日は、eiko女史・ねぎちゃん・「山ノ神」の女性3人に、テーブル造り任せる珍事も手伝い 違った意味で盛り上がった。また、吉尾氏のホットサンドを口にした時は、「流石、金屋の料理長!」 と歓声を上げてしまった。それから、寒い中での運転手3人は、ノンアルコールビールを手にしての乾杯! 思わず顔を見合わせてしまった。(随分とレベルが上がった??)

 何にも見えない土倉山頂(1,348m)は、同行の志に、何故か申し訳ないと思ってしまったが、各人それぞれの思いがあり、私が心配するような事はなく、「もしかしたら、今年、土倉山一番乗りかもしれない。」 の方に興味が移った。違っていても、それはそれ、自分達の心には、充分過ぎるくらいの満足感が漂っていた。






 ☆☆☆コースタイム★★★

 伊折橋詰(7:30~40)=尾根に取り付き8:30=土倉山頂上(12:20~14:10)=取り付き地点15:55=伊折橋詰16:30

   ■■■同行者■■■
          吉尾氏・ねぎちゃん・eiko女史・山ノ神