元  ち  ゃ  ん  の  山  紀  行
3月の牛  岳 (987㍍)
<富山県庄川町、山田村、利賀村>
平成13年03月18日




 家内が、魚津の友人達と牛岳に行くので、私に"ガイドをせよ"から、始まったこの山行は、折角だから、私の知人にも呼びかける事にした。
   叱られるかもしれないが、私は心の中で、魚津の女性達を「山姥グループ」と名付けていた。この山姥グループの山行歴も知らないし、果たして、雪山にどんな装備で、望んで来るか見当もつかない状態だった。
 私のパソコンの先生でもあるsekkyan君と、三郎さんの同行が決まった。吉尾氏も何処かで、合流するとの約束をした。また、ネットを通じて、富山のまっちゃんが頂上で、会おうと言う事になった。
 最近団体行動が少ない私にしてみれば、寄せ集めのパティーとは難しいもので、前日の予報から天候が悪くなったのも輪を掛けて、志気が落ちていった。まず山姥グループの脱落に次いで、最後まで残っていた、山姥の女王が、天気が悪くなるの理由で辞退。また、私の方から、三郎さんに中止の旨を伝えた。
 最後まで残ったのは、"sekkyan君"で、翌日に雨の上がるのを一緒に待った。晴れるのを確信した午前8時に、我家を出発し、156号線走行中には、完全に雨が上がってしまった。
 林道入口に車を止め、そこから、5分程歩いた利賀街道にある、二合目登山口から登り始めた。1分も歩けば、もう土の見える所はなくなり、やはり豪雪地帯なのである。毎月のように、牛岳を登っている我々夫婦に、何時登ったか忘れたくらいに、久しぶりのsekkyan君は、プレッシャーを感じていたようだったが、今回の山行の目的は、「合いあい気合」で、登って楽しむ事にあったので、ゆっくり登行する事にした。
 三合目付近からのトレースが、違った方向に付いていた事を知りながら、やがて、本ルートに合流すると思っていたのが大間違いのもと!
 そのトレースは、青いテープを付けながら、南側の急な斜面を登っているもので、一度も通った事のない所だった。20~30分のロスをして、五合目ヒュッテに着いたが、急斜面の登行は、sekkyan君には、キツイものだったかもしれない。今日の雪量、雪質は、彼の履いていた長靴が、合ったかどうかはわからないが、六合目までの急登をこなしていた。
 一寸疲れた六合目で大休憩していると、タオルで鉢巻スタイルの吉尾氏が、急ピッチで上がってきた。お互い挨拶を交わし、稜線への直登となったが、sekkyan君には、低山とは言え珍しい雪の山を、好きなカメラの事もあり、ゆっくり味わって登ってもらった。
三 角 点 で
左から、吉尾氏、sekkyan君、私、比佐恵

 稜線に出てからは、緩やかな幾つかの起伏を、雪の感触を楽しみながら、時には、樹木の間から五箇山の山々を眺めながら、快適なペースで三角点に着いた。
 三角点で、記念の写真を撮ってミニ宴会後、吉尾氏とほろ酔い気分で、祠のある牛岳頂上に向かった。
 昨夜からの雨で、富山のまっちゃん(未だ会った事も話した事もないのだが!)が、来ているとは思われないが、でも、山頂で待っていたら申し訳ないと言う気持ちがあり、やって来たのだが、山スキーの人に、それらしき人と、出会わなかった事を確認して、寂しいが胸を撫で下ろした。
 三角点に戻り、4人で下山中、六合目付近で、2月に同じ牛岳でお会いした岡田氏と再会となる。その岡田氏を全員が知り合いと分かり顔を見合わせた。



★☆★☆コースタイム★☆★☆

高岡8:00=林道入口(8:50~9:05)=五合目(10:20~33)=六合目(11:15~45)=三角点(12:30~13:20)=牛岳頂上(13:30~55)=三角点(14:05~20)=六合目14:52=車(16:00~10)=高岡17:00

  ☆★☆同行者☆★☆
        sekkyan 比佐恵、吉尾(六合目から)