元  ち  ゃ  ん  の  山  紀  行
牛岳 (987㍍)
<富山県 庄川町、山田村、利賀村> 平成16年01月02日




 一昨年同日のメンバーと同じになった。子供達の帰省と歯痛で「山ノ神」は棄権!山頂で待ち合わせのはずだった「花じい」は風邪のため取り止めの連絡が入った。
車デボ地点から林道入り口まで10分

 牛岳林道入口に雪がなかった。行ける所まで車を入れる事にしたが、後続の柴田君と山田君が乗っているシャリオが上がって来ない。100mも行かないうちに断念となるが、私は4駆にして行ける所まで、後迎えに来る事にした。
 林道入口に、歩いて後10分の所まで車が入る事を確認して、二人を迎えに行く。二人はもう歩き始めていたが、私の車に乗り込んで、先ほどの地点まで行く。
 そこで、私が身支度をしていると、「えっ、カンジキいるけ!」の声が二人から出る。「この時期使う使わないは別にして、持参するのが当たり前」とチョットきつい言葉になったかもしれないが、車の中に置いて来たと言う二人には、後々辛い歩行が待っているのである。(積雪15~20cm)
五合目から六合目の間

 林道にはトレースがなかったが、林道登山口からはトレースがあり壷足での歩行となる。
 登山口から五合目まで15分。五合目から六合目までは25分と意外に速いペースで来れた。その六合目の積雪が40cmくらいしかない。一息入れて稜線への急登に取り付く。
 急斜面を登り切ると、雪量が一変に増える。カンジキのない二人は、トレース通り歩いても、所々でごぼり(沈む)消耗が激しくなる。
 稜線に出てから、カンジキを装着した私がトップとなるが、それでも辛そうである。
60~120cmの積雪では、ブッシュがうるさく、何処にでもルートを変更する事が出来なく大変である。
 

深みに、はまった山田君 カンジキなしの二人には
稜線歩きは辛かった
三角点で柴田君と山田君
 チョットくらい沈むのは、一昨年の吹雪の事を思えば何でもないと、強靭な足腰を要する二人は、何事もこぼさず、1時間で三角点に着いた。

牛岳山頂で 下山時の三角点付近

 山頂は一番乗り。一時間自分の好きなものを食べながら、山頂からの展望を楽しんだ。男3人ながらアルコールなしとは珍しい。このメンバーは、一昨年もそうだったように、コーヒーが最高の飲み物なのである。
 そろそろ下山の準備をしている頃に、三角点付近が賑やかになって来た。縦列は崩れていたが、凸凹パーティーと称する「あらちゃん御一行10名」である。軽く挨拶を交わし、カメラのシャッターを切ってもらって山頂を後にした。
 すると今度は、年末大辻山行(林道)で一緒になったF女史が同僚と登って来られた。こちらも、また機会があったらなどと言葉を交わし先を急いだ。





 ■■■ コースタイム ■■■
高岡6:30=林道車進入最終地点7:55=林道登山口8:05=五合目(8:20~30)=六合目(8:55~9:05)=稜線9:25=三角点10:25=牛岳頂上(10:55~11:55)=稜線下り地点(12:45~55)=林道登山口13:30=車デボ地点13:40=高岡14:30

 ■■ 同行者 ■■
          山田・柴田