元  さ  ん  の  山  紀  行
牛  岳 (987㍍)
<富山県 庄川町 山田村 利賀村> 平成17年01月02日





左から、長谷川氏、粟野氏、元さん、高橋夫妻




 近年の過去2回山田君と柴田君との牛岳の正月山行があり、恒例化なるものと思っていたが、各人の都合もあり、今回は単独行となった。もちろん「山ノ神」にも声を掛けたのだが、帰省中の子供達の手前家を空けられないとお母さん振りを発揮していた。

 前日のトレースに、雪が覆い被さっている状態で、さほど歩きにくくなかった。それでも、林道登山口(無雪期の登山口)の積雪は、60cmくらいであった。そのトレースも五合目ヒュッテまでであった。

 その先は、それまでに出会った井波町の長谷川氏と、同じ井波町の粟野氏と協力してラッセルに挑んだ。長谷川氏は、8年前に故高田女史と一緒に早乙女岳山行に参加された方であったとは奇遇であった。粟野氏は私の知人寺口氏をご存知の方で、大正生まれの超人であった。

 雪は締まっておらず、腰まで沈み、抜くカンジキにはブッシュが絡みつくという、とても歩きにくいものであり、六合目まで1時間20分も費やしてしまった。六合目からも直登した方がいいだろうと試みたが、なんと稜線まで1時間40分も掛かり、午後1時の到達となった。
 もう山頂へは当然のことながら、行けるはずもなく雪を固めて休憩する事にした。後に登って来られた小矢部の高橋夫妻も交わられ「山談義」となる。


奮闘の長谷川氏 五合目から六合目に向かって 這うように登る


稜線に向かって 深雪が行く手を阻む① 深雪が行く手を阻む②


稜線で休憩の3人





 ■■■コースタイム■■■
高岡7:55=林道登山口(8:35~9:05)=林道登山口9:35=五合目10:00=六合目11:20=稜線(13:00~14:25)=登山口15:25

 ■■■単独行■■■
      「長谷川氏」・粟野氏(途中から)
       休憩場所で「小矢部の高橋夫妻」