元 さ ん の 山 紀 行
牛 岳 (987m)
<富山県砺波市 南砺市 富山市> 平成19年04月16日
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エンレイソウ |
キクザキイチゲ |
ショウジョバカマ |
カンゾウ |
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ヤマザクラ |
シュンラン |
イワウチワ |
イワナシ |
タラの芽 |
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a.m.10:45 六合目に到達 |
残雪を伝って・・ |
沢の雪ブロックが崩落 |
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稜線に出て・・ |
アンテナ・三角点を目指して・・ |
ヤブ漕ぎになってしまった |
~~ p.m.0:15 牛岳山頂にて・・・ ~~
~~ 雪を伝って下山 ~~
~~ 八合目から七合目への、イヤな雪付きの斜面を通過。 ~~
山つれづれ・・・ より
4/16 「雪が残っていた。」 「流石、牛岳」 「やっぱり、牛岳」 であった。今年は、少雪で、同レベルの山(同じような標高の山)では、余程奥深い山でない限り、雪上を歩けなくなって来ている。
前日の人形山(春木山)に次いで、「今日は何処の山?」 と思っても、曇天模様で、降水確率が高ければ、自分にとって秘める山はあっても、「山ノ神」を丸め込む程の志気は上がらなかった。また、山菜採りを兼ねた山歩きの候補も脳裏に浮かばず、ゆっくり牛岳を決め込んだ。
いきなり迎えてくれたショウジョバカマの小群落に気を良くし、出会ったお花達を、グレードの高くないデジカメなれど、それなりの工夫を懲らして、撮り続けながら歩いた。6合目まで、1時間半を要しているのであるから、超スローペースである。
「フーフー」言いながら上がって来た「山ノ神」の開口一番、「あれ、雪がある。」 であった。
中途半端に雪が着いたこの時期を、最も苦手にしている「山ノ神」にしてみれば、「こんなハズではなかった。」 と言いたかったのである。
山菜採りの偵察を希望する「山ノ神」と、何処かのてっぺんに立ちたい私との意見調整の結果、牛岳を簡単に登り、のち上市町の早月川沿いを歩く予定を立てての牛岳行きであったのであるが、砺波市内を通過する時、「何だか、牛岳の上部は白い!」 と懸念を持ち始めていたのである。
4月下旬から5月上旬まで、登山道に雪が残っているのが通常である牛岳であったが、他の山々の状況から、今年はと、高を括っていたわけになった。
「山ノ神」のイヤな所の雪の着き方は、差ほどでもなく、また、一昨年、熊と遭遇した8合目付近から、直接尾根に向かって雪が残っていたので、それを辿った。所々、前日のものであろうか、踏み跡があり、随分楽チンをさせてもらったが、尾根に出たら、雪がなく、ヤブであった。
三角点付近にあるポールが、思ったより遠くに見える。「こりゃ!参った。」 と思ったが、「山ノ神」は何時もと違っていた。先へ進もうと言うのである。幸いその先の所々に雪が着いていたので、難を免れたが、「山ノ神」は、そのヤブを猛進した。
それは、雪斜面のトラバースが、イヤだという先入観からであろうが、枝の跳ね返りさえ気を付ければ問題なかったのであるが、私のいう事など耳に入らなかったようであった。
三角点に出てからは、夏道が殆ど出ており、スムーズに歩く事が出来たが、それども、雪の多さには、豪雪地帯を再認識した思いであった。
牛岳山頂発が午後1時過ぎ。これから、早月川・小又川へ行くように促されたが、とても無理だと思ったが、渋々承知して、山を降った。牛岳登山口発が、午後3時である。
牛岳林道・広域農道を経由して、上市町に着いたのが、午後4時を少し回っていたが、過日、県民会館で行われた上市峰窓会の写真展を、日程上の都合で拝見する事が出来なかっただけに、上市総合病院の2階渡廊下で、その作品を展示している情報を聞いて、寄らなければと思っていた。ようやく「ねぎちゃん」の4点の作品を拝見し、「ねぎちゃん」の凄さを改めて認識した。
剱センターから、歩いて小又川まで行く時間でもないし、程々の河原で、我慢をしてもらったが、もう少し時期を待たなければならぬコゴミを少々採って、ご機嫌の「山ノ神」を眺めながら、苦笑いをしなければならなかった。
■■■コースタイム■■■
■■■同行者■■■
比佐恵