元 さ ん の 山 紀 行
牛 岳
(987㍍)
<富山県砺波市 南砺市 富山市>
平成20年07月08日
今日は、二本杉から、山頂を越え、ササユリがまだ咲いているかの確認のために、
庄川ルートを途中まで降るというもの
雨上がりの登山道
ブナ平を行く
大きな石が今にも落ちそう・・
日頃、涸れ上がっている小さな沢も、今日の強雨で、勢いの良い流れを作っていた。
八合目の沢には、大きな石(岩)が、上からの土砂を支えるかのように、登山道上で止まっていた。
雨で勢いを増していた
三角点への新道
牛岳三角点にて
庄川九合目から三角点への登山道は整備されていたが、8合目と九合目の真ん中辺から、
直接三角点に通じるよう、刈り上げられていたのには、びっくりしてしまった。
刈り上げたばかりだったからであろうか、それとも、土質が違うからであろうか、
今朝からの強い雨にも関わらず、全くぬかるんでいなかった。
雨降る前の牛岳山頂
川となった登山道
水たまりの中を・・
山頂に着いた頃は、雲行きが怪しかった。いや、ガスに覆われてしまっていた。
「降るかもしれない。」 「いや、いずれ降るであろう。」 と思っていたが、
すぐには降らないだろうと、食事の準備をした途端に、ザーッと来てしまった。
東屋に移っても、一向に止む様子もなく、1時間後、濡れを覚悟で、二本杉に向かった。
川のような登山道を歩いて・・・
「7/8コラム(山つれづれ・・・より)」
7/8 蒸し暑く、タラタラ流れる汗に、なかなか眠れず、白山行きには、ちょっと早過ぎる午前2時台に起きて、まだ終わっていないHPの更新をするのに、PCを立ち上げた。その頃から、雷鳴こそ轟かなかったが、稲光が続き、イヤな感じであった。
予報をPCで覗いて見ると
(雲の動きやアメダス)
、県東部は、赤や橙色、濃い緑のマークがあり、県西部にも移って来る予想であった。起床・出発予定時刻頃から雨が降り出し、それが強くなって来た。今一度予想を伺うと、石川県も強い雨が伴うらしく、白山行きを中止とした。後からのニュースでは、富山・石川県境付近の時間雨量が、100mを超したと知らされ行かなくて良かったと思った。
何処に行くかと悩んだが、結果的に牛岳を選択した。自宅発10時15分遅い出発である。夢の平
(鉢伏山)
から二本杉に向かったのであるが、やはり今朝の豪雨で土砂崩れが発生していて「通行止」。 工事関係者の方は、「無理すれば通れない事もないが、その先が、どうなっているかわからない。特別の用事が無いのなら、行かない方が・・」 との親切な説明に、今度は、井栗谷経由で牛岳スキー場に向かった。交通に障害になるような所はなかったが、「凄い雨」 だったことが、路上の副産物で想像が出来たし、排水路や法面からの異常な出水でも分かった。
「新牛岳登山道」を外し、二本杉(五合目)からの登山となる。ご多分に漏れず、この登山道も、水嵩が増し、川となったのだろうと分かるくらいに、枝木が所々に引っかかっていた。それでも、その雨のお陰なのだろうか、少しだけ、ひんやりとしたのである。
陽が出かかると、違った所へ行けば良かったかと、心を揺り動かされるのであるが、それは贅沢というもの。山頂で休憩もせず、すぐさま、庄川側に降りるというのであるから、山の神の調子が良いのかと思う途端に、先頭を替われという。蜘蛛の巣払いの役とか・・
暑くなると、登る人も少なくなるのであろうか、登山道が草木に覆われ狭く感じられた。そして、今朝方の強雨の影響で、日頃涸れている沢が、どれもこれも、勢いよく流れ、幾つもの滝を形成させていた。圧巻は、8合目の沢であった。人より大きな石
(岩?)
が二つ、上からの土砂を受け止めながら、登山道の上で止まっていた。自然の力の凄さを、今更ながら感じ取ってしまった。
8合目から戻る途中、先行する私を山の神が呼び止めた。気付かなかったが、三角点へ繋がるよう刈り開いてあった。まだはっきりしたものでないから、見逃す可能性もあるが、小枝に三角点の板切れががぶら下げてあるから、注意しておれば大丈夫である。
その道を辿った。幸いぬかるんでおらず、僅かな時間で三角点に着いてしまった。
(3~5分)
そして、午後2時15分頃、山頂に戻って、食事の準備をし始めた頃から、ポツリ来た。まだ大丈夫だと思っていたら、今までの我慢をしていたと思われる雨が一気に来た。あっという間にずぶ濡れである。帰りは、それこそ、川の中を歩く羽目になった。
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コースタイム
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高岡10:15=二本杉(12:05~20)=ブナ平(12:45~50)=牛岳頂上13:00=庄川八合目(13:30~35)=新三角点分岐13:50=三角点(13:55~14:05)=牛岳頂上(14:15~15:15)=二本杉(15:45~55)=高岡
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同行者
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比佐恵