元  さ  ん  の  山  紀  行
牛  岳 (987㍍)
<富山県砺波市 南砺市 富山市> 平成24年01月16日







牛岳権現のある頂上は、片方が切れ落ち、反対側は小さな雪庇が張り出していた。






























三角点から北斜面を望む。 三角点から牛岳頂上を望む。


三角点(牛岳の最高点)の標識。 三角点から牛岳権現のある頂上へ・・・


新雪を踏むのは気持ちのよいもの・・・




樹木の間を潜りながら・・・・




山頂の細尾根? 雪庇? 山頂から砺波平野を望む。




埋もれた祠の前で・・・・


雪庇化した一番高い所へ登ろうとして・・ 牛岳権現(頂上)の鳥居と東屋






  元さんの戯言・呟きから

1/16 誰とも約束をしなかったし、我が家の車をどうするかも纏まらない内に休んでしまった。「待機と言っても、何もしないで家にいるのなら、思い切って出掛け、お昼まで戻れば問題ないだろう。娘の予定日まで、まだ一週間以上あるのだから・・・・」などと、自分の勝手な言い分で出掛けてしまった。

 「困った時や時間のない時は牛岳」 と日頃から言っているが、コンディションによっては、なかなか思うようにいかない時もある。何せ、冬場は、標高差が770mもあるのだから・・・

 どれだけ慣れていると言っても、雪の時の暗がりから歩くとなると、やっぱり構えてしまうが、予定より、ちょっぴりスタートが遅れただけに、すぐに明るくなった。

 土日に多くの登山者で賑わったのであろうか、至る所にクチャクチャのトレースがあり、かえって歩きにくく、前半はそれを避けてしまった。それのためであろうか、かなり時間を食ってしまい、これでは、お昼まで高岡に戻る事が出来るのだろうかと不安になった。

 トレースを半分利用したりしてから、ペースが上がったが、やっぱり稜線に出ると、トレースが無くなっていた。でも、前回よりあまり風雪は強くなく、臑以上潜る事もなく、ブナの写真を撮りながらゆっくり歩いた。

 三角点に着いたところで、恐る恐る「山ノ神」に電話をしてみた。「何ともないか? このまま戻れば、高岡にはお昼前に着く事が出来るが、何ともないのなら頂上まで行って来たい。そしたら、お昼まで戻れないのだが・・・」

 「お好きなようにされたら・・・」 「山ノ神」の返事は短く、冷たさが伝わって来たが、その先の新雪の上を歩く気持ちよさの誘惑に勝てなかった。山頂は寒かった。冷たかった。コンロの火が点かなかった。肌で温めてようやく点いたが、弱々しく、ボンベに何度かお湯を掛けた。カップ麺にお湯を注いだ残りの湯がすぐに凍った。指先が痛く背筋がゾクゾクしたが、記念の写真だけは撮らなくては・・・





 ■■■ コースタイム ■■■
               

 ■■■ 単独 ■■■