元  さ   ん   の   山   紀   行
薬 師 岳 (2,926m)
<富山県富山市(大山町)>
平成22年08月15日~17日 (3日目)






槍穂高をバックに・・・





穏やかな太郞平を眺めながら・・ ゴロゴロした岩場を行く。 チングルマが咲き誇っていた。


槍ヶ岳 黒部五郎岳


a.m.5:35~45   薬師平で、前日杉原女史が歩いて来た黒部五郎岳や北ノ俣岳を眺める。


5:53 薬師平を抜けて・・ 中央が避難小屋。右に東南尾根が続く。 a.m.6:00 何度も何度も振り返って・・
チングルマと槍ヶ岳。


少し高度を上げての槍ヶ岳方面。 黒部五郎岳


a.m.6:12 自分達の陰を写して戯れる。 a.m.6:20 太郞平小屋は
北ノ俣岳・薬師沢・折立・薬師岳への要である事がよく分かる。


a.m.6:30 槍ヶ岳周辺の山々が浮かび上がってきた。


a.m.6:30 何度も黒部五郎岳を・・・ a.m.6:32 もう少しと励ましながら・・・ a.m.6:34 薬師岳山荘へ15分の標識


a.m.6:39 薬師岳山頂が見える(中央左) a.m.6:40 山頂を指しながら・・・  曲がれば薬師岳山荘へ・・


新装なった薬師岳山荘。 薬師岳山荘の標高2701m 杉原女史が泊まるハズであった薬師岳
山荘を考え深げに振り返って一枚を・・


a.m.7:07 槍ヶ岳の右側に穂高連峰が現れて来た。


a.m.7:14 三角点から太郞平への登山道が伺える。 杉原女史は疲れも見せず元気いっぱい。


薬師岳山荘の左後方は北ノ俣岳。 a.m.7:17 避難小屋までが結構辛い。 a.m.7:37 ジグを切りながら歩くが・・・


a.m.7:40 黒部五郎岳の左後方に笠ヶ岳が見えて来た。


雲ノ平の上に、槍穂高がいい。


ひそひそ話? いや感極まり・・ a.m.7:50 疲れた? うそ! 今日は好天に恵まれ goodが続く。


a.m.7:54 薬師岳山頂へ・・・ 避難小屋付近から山頂を望む。 a.m.8:00 杉原女史の稜線漫歩。


東南尾根越しに槍穂高が冴える。


「山ノ神」 杉原女史 山頂に立つ。


薬師岳山頂より、左・剱岳、右・立山を望む。


剱岳 三人で記念写真を撮ってもらう。


後方(北薬師岳方面)から山頂を望む。 薬師岳直下の金作谷カール 北薬師岳まで行けなかったが・・・


赤牛岳が大きい。 北薬師岳方面へ、一つのピーク
しか行けなかったが・・
もう少しで、再び山頂へ・・・


スゴに泊まって、室堂に向かう大阪の伴さんと一緒に・・・


a.m.10.15 山頂に別れを告げて・・ a.m.10:25薬師岳山荘までは意外に近い。 a.m.10:55 薬師平を目指して・・・


a.m.11:00 薬師平を見下ろす。 太郞平小屋は登山道の要所。 a.m.11:10 薬師峠に向かって・・・


a.m.11:20 薬師平を通過。 a.m.11:55  薬師峠に戻る。 テント場は閑散としていた。


薬師峠から太郞平小屋へ 太郞平小屋前から薬師岳を振り返る。 p.m.4:45 折立を出発。





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  元さんの戯言・呟きから

8/17 やっぱりシュラフカバーだけでは寒かった。ザックを背にしたが、足下が心持たなく、山ノ神のザックも敷いてしまった。寝始めは、「暑い!」 と言って、入口を網だけにしていた事も、後々祟ったのかもしれないが、一旦、目が覚めると、なかなか寝付けなかった。やはり、マットを敷いて、普通にシュラフの中に入らなければ快適とは言えないのである。でも、今回は緊急避難的な側面もあり、二組の寝具で3人が利用したのであるから、「実験=試し」 だと思えば、それなりの答えを得る事が出来たのであろう。

 「目が覚めてしまった。」 事と、満天の星空であるから、山頂もしくは、何処かの稜線での「御来光」 を提案したのであるが、女性軍からは、「もう少し寝ていたい。」 との返答で、予定通り午前5時過ぎにキャンプサイトを離れた。

 ハクサンフウロ・トウヤクリンドウ・オヤマリンドウなどの他には、終焉を迎えたチングルマとハクサンイチゲが目に着いた程度で、お花畑を期待する人には、ちょっと遅すぎた感があった。でも、展望は素晴らしく、北ノ俣岳・黒部五郎岳をはじめ、槍ヶ岳・水晶岳・鷲羽岳などが望め、高度を上げる度に、その後方に名山が浮かび上がって来て、シャッターを押すために立ち止まらなければならなかった。

 何度も立ち止まったゆっくりペースでも、山頂まで3時間である。なかなか行く事の出来ない水晶岳から赤牛岳の読売新道を指をくわえながら眺め、北薬師岳の右後方には、雲海の上に剱岳が、そして、針木岳と似たピラミット形の立山が聳える。

 1時間余の山頂滞在の間にも、ツアーを含めた多くの登山者がやって来られたが、すぐに発って行くのには、ついつい 「もったいない。」 と思わずにはおれなかった。我々には、余裕があったので、少しばかり北薬師岳方面への稜線を歩いた。「立山~薬師岳」 へのデモンストレーション的要素と思って頂ければよい。

 山頂から、淡々と降りれば、我々の足でも薬師峠までは1時間半。テントを撤収し、太郞平小屋前で簡単な食事をして、折立に向かった。「どうしても、あの前の人達を抜きたい。」 と、「山ノ神」 の口から出る事もあり、登りの時ような、へなちょこ的なところを感じさせない歩きに、これはどうした事かと、目を丸くする場面もあったりして・・・・・・・

 小口側線を辿って水須に出、まずはお風呂にと、「吉峰」 に行ってみれば、火曜日で休館。どうしたものかと、上市の「北アルプスの湯」に入れたのが午後6時半であった。ゆっくり1時間も浸かっていたら、今度は、お腹だペコペコになってしまった。

 その頃、2年前に、もう1人一緒した橋ちゃんから携帯が入り、杉原女史に、「今度は朝日岳においでよ!」 とのメッセージをもらい、当時の皆と一通り言葉を交わされた事になり、何となくあっかりした。

 とりあえず、富山に出て、食事をしたが、夜行バスまでには時間がたっぷりあり(夜行バスは午前0時半)、ここで、「さようなら・・」 と言うわけにもいかず、杉原女史を高岡までお連れしてしまった。歓談後、目がチョロチョロの私に代わって、「山ノ神」 が、再び富山に送って行った。




 ■■■コースタイム■■■
 

■■■同行者■■■
         比佐恵