元    さ    ん    の    山    紀    行
薬 師 岳 (2,926m)
<富山県富山市(大山町)> 平成26年09月15日





13回目の薬師岳。好天に恵まれ視界は良好でした。





午前6時55分スタート。 十三重の塔に一礼して・・ 池田氏に先導してもらって・・


三角点到着。 池田氏に美味しい果物を頂く。 リンドウに秋を感じる。


一見滑りそうだが・・・ 整備されても、また崩れる登山道を行く。 三角点で見えなかった剱岳が・・・


有峰湖を見下ろす。 振り返れば、鍬崎山が望めます。 これから登る薬師岳の稜線を望む。


五光岩ベンチで休憩。 草紅葉が始まっていた。 剱岳も顔を出してくれた。


なかなか三人では撮る機会がないので・・・ コーヒータイムに誘った埼玉の大塚さんと一緒に・・


相変わらずマイペースの「山ノ神」
それ以上、ペースは上がらないのかも
「まだ来ないのか・・」
とでも言いたげな池田氏。


池田氏は速い。太郞平小屋までは、
疲れた様子でさえも感じなかった。
北ノ俣岳方面に行く池田氏と山ノ神とは、
此処でお別れ。午後3時に戻って来る約束をする。




池田氏と「山ノ神」が北ノ俣岳へ


太郞平から、水晶岳(黒岳)を望む。


太郞平を振り返る。


タテヤマリンドウ チングルマ 薬師岳山荘の堀井氏と遭遇。


槍ヶ岳をバックに (薬師平で・・) チングルマをバックに (薬師平にて・・)


ようやく薬師岳山荘が見えてきた。 勇壮な鍬崎山。 有峰湖を見下ろす。


槍ヶ岳と穂高岳を眺める。 黒部五郎岳の奥に笠ヶ岳。


槍に連なる山々も・・・ 薬師岳山荘と遠くに太郞平小屋が・・。


薬師岳山頂は近い。 ずっと、槍ヶ岳を眺められた。(気分が良い)


赤 牛 岳 北 ノ 俣 岳


薬師岳山頂から、雲海の中に鎮座する剱岳を望む。


薬師岳山頂から、槍ヶ岳・穂高岳を望む。


山頂から、ちっちゃな避難小屋? 水晶岳を眺めながら・・・


薬師平を通過・・・ 池田氏が途中までお迎えに・・(太郞平)


下山時も、はっきりと剱岳を伺う事が出来た。


後は、日没との戦いである。 有峰湖も夕日に照らされていた。








  元さんの戯言・呟きから

9/15 日帰り・キャンプ・通過など形態こそ違うが、近年は、一年に一度は薬師岳への山行が継続している。(一昨年は、何故か抜けてしまったが・・) その間、雨や雪、そして、転倒してのケガ、ヘッデンを点けての下山、間に合わずゲートの閉鎖など、いろいろなアクシデントに遭ってきた。しかし、数々の想い出残る出会いも有り、優美の山容を構えた薬師岳は、私の好きな一座に間違いない。最も、昭和56年に、現在36歳の娘(当時、2歳10ヶ月)を担いで登ったのであるから、忘れられるハズがない。

 最近は、家庭の事情から孫守を担わなければならなくなり、自由な山行機会が激減する中での模索で有り、「ようやく見付けた一日でもあった。」 第3日曜日や祝日の月曜日などと、全くゼロではないにせよ、今までのライフスタイルの変調そのものであるから、天候などの事を考えれば貴重な一日であった。

 当欄に、へんてこな事を綴るからであろうか、池田氏の援軍要請を頂いた。山頂に必ずしも執着しない「山ノ神」の御守役である。しかし、同氏の歩きは速過ぎて、「山ノ神」はタジタジであった。

太郎平小屋で、北ノ俣岳方面へ向かう二人と分かれるのであるが、(午前10時45分頃) 午後3時まで戻る約束をしたから、4時間余の猶予であった。往復3時間半あれば出来ると読んでいたが、写真も撮りたいし、知人と会えば話をしたいから、そう上手くは事が運ばない。

 北ノ俣岳・黒部五郎岳・笠ヶ岳・穂高岳・槍ヶ岳・水晶岳・赤牛岳などのお馴染みの山々がスライドして行く様を、放って置くわけにもいかず、どうしてもカメラを構えてしまう。富山平野も富山湾も鍬崎山もとなれば尚更である。

 薬師岳山荘には寄らなかったが、その手前のガラ場で、同山荘のご主人と鉢合わせになり、先の特別表彰のお祝いを述べた。何でも定期検診のために下山中であった。「山荘に寄られ・・」と言って下さったが、そのような時間はなかった。後は、山頂から、「剱岳が望めるか?」 の思いで先を急いだ。

 そんな事があって、雲上に剱岳のてっぺんが望めたのは、午後1時に1~2分前であったから、まだ、時間の余裕を感じ、セルフタイマーで、我が身を撮ったり、見渡せる名山を心置きなく撮りまくった。水も飲んだ。大福も食べた。携帯の電源も入れてみた。しかし、明るすぎるのかどうか分からないが、液晶に何が映っているのかさっぱり分からず閉じてしまった。

 時計を見たら、午後1時25分であった。今までなら、問題なく3時まで太郞平小屋に着いたであろうが、「今年は分からない。」 と、ちょっと弱気になった。躓いて、両足とも攣ってしまったからであった。でも、約束の時間をオーバーする事なく到着したのであるから、ホッとせずにはおれなかった。

 太郞平から折立の復路は、快足の池田氏に、とても付いていけなかったが、そのお陰で、今回はヘッデンのお世話にならなくて済んだのでした。残念ながら、私は、岩城君・堀君・板東さんや、Dr.sinokawaにお会い出来なかった。惜しいかなマキちゃんにも・・・

 


 ■■■コースタイム■■■
 登山口6:55=三角点(8:20~30)=五光岩(9:35~55)=太郞平(10:35~45)=堀井氏と遭遇(11:20~25)=薬師岳山荘12:05=薬師岳頂上(13:05~25)=太郞平(14:55~15:05)=三角点(16:45~50)=登山口18:00 

 ■■■同行者■■■
         池田氏・「山ノ神」(二人は、北ノ俣岳方面のため太郞平までの往復)