No.129 (H.20.05.27) 雪がなくなる頃から、虫(ブヨ)が多くなる。 昨日の金剛堂山にも、ブヨがたくさんいた。 少々痒いくらいなら未だ良いが、皮膚の弱い人などは、 無残である。 山の神も、その一人。 登りで、もう目の下が腫れ上がっていた。 頭から被る網を持参するのを、忘れていた私の怠慢である。 酷い時は、身体中、真っ黒になるくらいに襲われる。 食べ物中に入って来る。 耳や鼻の中に入って来る。 口中の上顎に、くっつくと結構つらい。 その点では、昨日も、イヤな雰囲気であった。 しかし、雪上を求めた頃から、そよ風が吹き出した。 そのそよ風は、我々の熱き山の思いだけを残し、 ブヨだけを、一掃してくれた感じであった。 そうなれば、天ぷらに目が移った。 「天ぷらは、手が忙しくて、飲んだり食べたりする暇がない。」 と嘆くが、食の細い山の神には、丁度良いのかもしれない。 また、どちらかというと、口数のすくない方だけに、 注目されるのは、その時だけ・・・・ (その時だけ、ヒーロー) 自分の立場を、わきまえておれば、大体上手く行く。 そして、ストレスが残らなければ、全て良しなのである。 我が家には、帰宅してから「反省会」が待っている。 その進行役が、最近、山の神に移りつつあるのは、何故・・・ |