No.132 (H.20.06.06) 寝坊助の山の神に「早く起きて・・」 と声を掛けた。 起きないので身体を揺すった。 そして、「具合が悪いのか?」 とも尋ねた。 「疲れているだけだ・・」 の答え。 「寝不足・・」 の言葉まで加わった。 「何を言っているんだ!こっちは、あんたの半分も 寝ていないは・・ 疲れや寝不足は、病気ではないや・・いい加減にせんか・・」 とは言わないで、密かに呟いた。 昼食に、あの「ギボウシ」 が出た。 ほんのちょっぴりだけ口にして残した。 そのままの状態で、また夕食にも出た。 二食とも、テーブルの前には自分だけで、山の神は、 台所から離れている。 こっそり、私の行動を眺めている様子でもない。 偶然なのか、どうか分からないが、昨日の午後から、 口の中が乾き、唇がしびれている。 そして、山の神自身が、食した様子も見当たらない。 |