No.144 (H.20.07.16)


       雨だからであろうか、それとも、メンバーの中の時間制限が、
       気になったのであろうか、山の神は、大日岳行きを、
       ちょっと渋った。

       6月上旬の閉門ギリギリの「二の舞」 が、
       イヤだったからかもしれない。
       自分の歩きが、迷惑を掛けるとの思い込みが、
       頭から抜け切れないのかもしれない。

       私と二人では楽に決まっている。仲間がいると、
       しかも、健脚揃いであると、プレッシャーとなり、
       山歩きが、癒しにはならないかもしれない。

       しかし、今回は、意外と頑張った。
       仲間の気配りもあり、それほど、支障をきたすような
       事はなかった。

       それよりも、声援を受けて、気持ち良く歩けたのではなか
       ろうか?    「頑張れ!」「もう少し・・」

       「○○も、おだてりゃ木に登る。」 であろう。
       「山の神は速い。」 などと、気分を良くしていたが、
       家に帰って調べてみれば、今年の6月は別にして、
       昨年の6月の記録と、差程代わり映えはしなかった。

       こんな事を、面と向かって言おうものなら、後々が怖い。
       黙っている事に越したことはない。