No.145 (H.20.07.17) 私の左足には、山の神が、アイゼンで蹴った傷跡が残っている。 今も、ゴルバジョフの額にあるような形をしている。 「あなたは、私だけのもの。それは、愛の証」 だと思えば、 「遺体確認に都合が良い。」 との事。 「でも、燃えてしまったり、腐ったり、溶けたりしたら ダメよ!」 と念を押される。 甘~い言葉など、もうない。 「担げ!」 「運転せよ!」 そのくせ、「臭い。」 「汚い。」 「格好が悪い。」 の単語が並ぶ。 小さい声で、「私を認めてくれる所(人の所)へ行きたい・・・」 そんな所(人の所)があるわけないか・・ こんな事が、山の神の耳に入れば、殴られたり、 蹴られたりする事はないにしても、「だんまり」 と兵糧攻めが待ち受ける。 「これも恋、それも愛♪」 なのか? 「あなたは、私だけのもの。」 「私は、あなただけのもの。」 そんな事、どうでもいい。 「私は、あなたの恋の奴隷に・・」 の言葉を忘れて、 いつの間にか、奴隷使いになっている人が憎い。 |