No.22 (H.19.5.03)


   「山ノ神」の階段を降りる姿が可笑しい!
   恐る恐る尋ねて見ると、「太腿が痛い!」 のだという。

   「エッ~、今になって・・・・」
   「あっ~、そうか、歳を重ねると、時間が経ってから痛くなるのだ!」

   4/30の僧ヶ岳は、あんなに、ゆっくり登ったのに・・・・
   ならば、3週間前、片貝第2発電所から歩いた時は、林道だけでも、
   往復5時間以上歩いたのに・・・・・ と素朴な問いかけには、
   「我慢をしていただけ!」 が返って来る。

   して、次の休日まで、何とかその痛みは、治るのだとも言う。
   「ホホホ・・・・」 「偉い顔をしていても、やはりそれくらいか!」

   可愛そうにと、その太腿にマッサージと思って、触るやいなや、
   吹っ飛ばされた。
   触らないと言っては叱られるし、触れば叱られるし、とかく女は難しい!

   我が家には、停戦も和解もないらしい。
   「言うなり」 があるだけ・・・・
   これでは、男が廃る。いつかは、”びし~っと”、行かなければなるまい。
   でも、「山ノ神」に、ビンタを食らった事はあるが、
   私がまだ手を挙げた事はない。