No.270 (H.21.06.17)  第2 「山ノ神」           


       ヒメ(孫)の成長を楽しみにしながら、なるべく干渉
       しないように、遠くから静かに見詰めるよう心掛けていた
       つもりであるが、それを「興味がないのか?」 とか 
       「愛情が少ない。」と取られては致し方ない。

       日頃から、「喋りすぎ」 や 「余計な事を・・・」
       と言われているわけだから、じっと我慢をしていたのに・・・

       今までと変わらず休日は山へ、そして、口数が少ないとなると、
       そう思われるのかもしれない。

       また、何かを言えば、「古い」 「今は・・・」 
       言われてしまう。
       摩擦を避けるようにしているのであるが・・・

       喋れば、煩がられ、イヤミが倍になって返って来る。
       「喋らなきゃ!」 機嫌が悪いのかと言われてします。
       二人の山ノ神の前では、今日も、しょぼんとして
       いなければ ・・