No.361 (H.22.04.01)  「山ノ神」 に叱られた。                                                         



        「あんた、また、HPに何か書いたの?」 
        「おめでとう。」 とか、「本当なの?」 とか、
        矢継ぎ早に入ってくるメールの対応に追われていたようだった。

        かくかくしかじかに、山ノ神は呆れるばかりであった。

        「こんな時代だもの、何でも良いから笑っておらにゃ、
        やってられないぜ!」 

        「人を傷付けるわけでもないし、自慢しているわけでもないし、
        その返事が楽しみなんだよ。」

        「ない頭を、結構捻っているのだから・・」 にも、
        あまりいい顔をしなかった山ノ神であったが、
        次第堪えきれなくなって、最後には笑っていた。