No.452 (H.24.04.29)   二人の拠り所  


                           

       覚悟はしていたものの、子供・孫達が帰ったから寂しくなった。
       それは、仕方がないもの。

       ところがである。
       財政状況の事もあるのかもしれないが、食卓に並ぶ物が、
       昨日までの物から、一転してしまったのである。

       私は、あまり注文を付ける方ではないのであるが、
       思わず、「おおっ」、と思ってしまった。

       でも、「酒だけは切らさない。」 
       何を削っても、酒とガソリンだけは、
       何としても供給するという 「山ノ神」のポリシーには、
       恐れ入るところがある。 

       飲めて、遠出(何処かに行く)という事が満たされれば、
       後は何にもいらない。
       これが、私達二人の拠り所なのかもしれない。