No.467 (H.24.08.24)   辛いほど飲まなくても・・


                           

     二日酔いの「山ノ神」は、喉に物が通らなかった。
     「大丈夫だ!」 と言っても、昨夜の点滴による
     カロリーだけでは持つはずがない。

     そして、口には出さずとも気持ちが悪いに決まっている。
     8時間半の行程で口にしたのは、水の他に、50円程度の
     大きさの大福餅を、2ヶ食べただけであった。

     励ましの言葉として、「ガンバレ!」と言えば、
     「頑張っているのに・・何か違った言葉がないか!」と怒る始末。

     後に着いていると、「先に行け!」 と言い、先に行けば、
     「行ってしまった。」 と支離滅裂である。

     避難小屋に着いて宴が始まるや否や、私にもとコップを出す。

     「汗になって悪い物が全部出てしまった。」
     「もうすっかり治った。」 だとか・・・