No.502 (H.26.03.03)  どうなってんの?


                           

        八乙女山・大寺山は、沈黙の登高となった。

        「喋りたくなかった。」 と言ったら、「お互い単独行」 
        と、ネーミングしてくれた山仲間がいたが実に上手い。

        ベンチ・テーブルを造っても、殆ど会話がなかったが、
        「山ノ神」は、ビールとつまみだけは忘れなかった。

        その夜、準備が出来ていないからと外食を勧められたが、
        私は行きたくなかった。

        しかし、娘や孫達は乗り気で、
        それに押し切られた感じであった。
        そこで、「山ノ神」は、またまたビールを頼んだ。

        私は、「昼も飲んで、また飲むのか?」 と言ったもので、
        「山ノ神」は、萎縮したのか、中から小に注文を変えていた。

        そのような手前、私が飲むハズがない。
        でも、どうなってんの?