No.522 (H.30.05.21)   しょうがない人


        高峰山で、どっさりワラビを採った。
       「もういいのでは・・」 との問い掛けに、
       「もうちょっと・・」と「山ノ神」
       でも、担ぐのはいつも私である。

       リックの中に入らないようになったら、袋を手に持たせられる。
       だから登り返しは辛い。

       午後1時過ぎ山頂に着いて、簡単な食事となった。
       「袋麺か、カップ麺か?」 を問うたのが、
       どのように気に食わなかったのか、
       私には分からずじまいで、「山ノ神」は、
       居所を探し、プシューとやり始めた。
       ちゃんと自分用に肴も前に置いて、どっしりである。

       重荷を担いで来た私は、只々、お湯の沸くのを待つだけ。
        その間は、全くと言って会話がない。

       それから、登山口(車デボ地点)まで、お互い単独行?である。
       チラッと見た保冷バックに、ビールが2本入っていた。
       まさか、遅れたついでに、ゴクリゴクリではあるまい。