No.66 (H.19.11.04)


    「何処の山へ行きたい?」 と「山ノ神」に尋ねると、
    決まって「富士山の見える山」 と返ってくる。

    ガソリンも高い。山歩くより、車の運転時間が長い。
    そして、何よりもイヤなのは、雨降る夜の運転である。

    「行きたいなら、行って来てもいいよ! 独りで・・」 と言うと
    必ずケンカになる。

    もっと、お天気の良い時に・・・
    もっと、時間のあ時に・・・・
    もっと、経済的余裕のある時に・・・
    などと言って、なだめるしかない。

    「こんなに、一緒に山へ行っているじゃないか・・・」
    と言ってでも、それは、自分よがりで、
    「山ノ神」にしてみれば、「山だけじゃない・・」 
    となるのかもしれない。

    ほとぼりが、さめるまで、しばらくは、小さくなっていようか・・・