元   さ   ん   の   山   歩   き
会津朝日岳 (1,624.4m)
<福島県只見町> 平成28年06月19日








なかなか機会がなかった会津朝日岳に登る。



 

赤倉沢登山口まで遠かった。 水害の後、駐車場が拡張されたのかもしれない。


まず、橋を渡る。 穏やかな山道に出る。


何度となく小沢を渡る。 1時間程で三吉ミチギの水場。


左程でもないが・・・ 
でも休憩するに適当な所が少ない感じ。


山頂まで2.6キロの標識。 ちょっと、展望を楽しめるが、
何処が何処だか分からない。


「ヒメサユリだ!」 と嬉しそうなに声が弾む。






ちょっぴり、照れながら・・・


山頂に続く岩場が見えて来る。 午前8時50分頃叶の高手に到着。


叶の高手が過ぎて、大クロベ現る。


少し行くと、またまた「朝日岳の大クロベ」 高さ22m。


山頂まで、1・5キロの標識。この山の標識は、全般的に見難かった。


熊の平の標識が出て来たら、すぐに避難小屋がある。


バイウチの高手。山頂まで、0・5キロ。


ズームで撮ってみるが、上手く撮れない。 此処を登れば、いよいよである。


「こんな所を登るのか?」 と、ちょっと緊張気味に「山ノ神」


取り付いてみれば、それほどでもないか・・・


でも、ちょっと緊張するね!


雨でなくて良かった!


何だかややこしかったが、このくらいなら、何とかなります。


この上が、頂上かと思ったが・・・ 頂上は、緑が茂った所です。


ようやく山頂にやってきました。 会津朝日岳の標高は、1,624.2mです。


会津朝日岳は、二百名山です。 後ろは、切れています。




会津朝日岳で出遭ったヒメサユリ①




会津朝日岳で出遭ったヒメサユリ②







  元さんの戯言・呟きから・・

6/19 本来なら、上越から253号を使い十日町に抜けるのであるが、最近、病を患ってからというものは、全く夜に弱くなり、ちょっとでも早く目的地付近に着きたい思いから、魚津から高速に乗った。当初は小出までの予定であったが、一つ手前の堀之内で降り、252号に入った。

 計画的にも、登山口までは無理との思いがあり、入広瀬辺りで仮眠が出来ればと思っていた。早めに着いて、軽く一杯飲み、3~4時間眠れれば良いの思いであったが、なかなかそのようにはいかないものである。その計画の中には、「初めてデリカで寝る。」 の試みがあり、何の下準備もなく、布団や毛布を積み込んだだけのものであったから、尚更思い通りにいかなかったのかもしれない。

 結局は、殆ど眠れずじまいで、夜明けと共にハンドルを握った。それでも、午前6時にスタートが出来たのであるから、許容範囲以内である。只見から289号線に入り、黒谷からは、いよいよ川沿いに登山口に向けて走る。この辺は、4~5年前の水害で相当やられたらしいのですが、嵩上げや車幅の拡張が行われたらしく走りやすかった。

 白沢からは、細い道をイワナの里を目掛けて走ればよいし、そう長くはなかった。事前の情報として、駐車場の事が心配であったが、イワナの里の奥に無料の広いものがあった。水害以来造成されたのかもしれない。

登山道は、山開きから、一週間しか経っていない事もあろうが、整備されていて歩きやすかった。心配したブヨもおらず、半袖で、ちょうどいいくらいであった。しかし、視界が効かず、あまり面白くない山であった。また、時々、開けるのであるが、馴染みのある山が少なく、また、何処が何処だか分からないのでは、唯々、試練のように歩くしかなかった。

 叶の高手までは、水場以外標識がなかった。その先は、事細かく小さな標識があったが、特別の場所というものではなかった。避難小屋から、しばらく行っての頂上へのザレッぽい露岩が、「山ノ神」の一番気にしていた所である。

 出発前に、ネットやガイドブックで、イヤらしい情報を得ていたらしく、すれ違う登山者に、「私でも登れるでしょうか?」 などと、問い質す事もあった。「ガイドブックに載っているくらいだから、普通の人なら登れるよ!」 という私の意見など、どれくらい聞き入れていたか疑問であるが、事前に準備してきたロープ類を使わずに登る事が出来たのである。最も、出さなくてもいいくらいロープが下がっていたのであるから・・・・

 山頂はあまり広くなく、三角点と方位盤があった。360度の展望であるが、有名な山は遠くに、分からないくらい霞んでいるし、馴染みのない山を聞いてもピンと来ない。でも、東北の山である匂いがして、その満足感は、また違ったものである。山頂から、楢戸沢に切れ落ちるスラブ帯は、雨飾山の荒菅沢・フトン菱を思い出さずにはおれなかった。

 道中、あれほどブヨがいなかったのに、山頂では、それとは違った小さな虫が煩かった。でも、本格的に悩まされるものでなかったから、1時間以上おられたのかもしれない。地元の夫婦と思われる方に、芝寿司をプレゼントすると非常に喜ばれ、「富山に行ってみたくなる。」 と言われたのには、こっちもびっくり。

 ササユリに、ピンク(赤)を濃くしたようなヒメサユリは、「山ノ神」の大好きな花。粟ケ岳と比べものにならなくても、出遭えた事に喜びを隠しくれないようであった。快適な登山道であったが、登山口に近付く最後の15~20分程は、ヨタヨタの歩きになってしまった。本当に疲れてしまったのである。

 帰りは、もちろん高速を使わない算段であった。「眠い。」 「疲れた。」 と言いながら、入広瀬道の駅から富山まで、ノンストップ4時間は、家に帰ってから、ちょっと無謀かなと思った。途中で何か食べたり、飲んだりするより、家に帰って、「冷たいビールを飲みたい。」 という一心での運転だったように思うが、本当に疲れたのである。





 ■■■ コースタイム ■■■
    赤倉沢登山口6:05=三吉ミチギ(水場)7:00=叶の高手8:50=避難小屋9:35=バイウチの高手10:05=会津朝日岳(10:45~12:05)=避難小屋12:40=叶の高手13:30=登山口15:15

 ■■ 同行者 ■■
       比佐恵