元   さ   ん   の   山  紀  行
雨 飾 山 (1,963m)
<新潟県糸魚川市、長野県小谷村>
 平成19年11月05日




今回は、一日中妙な雲と付き合った感じの山行であった。




幻想的な雨飾山を車中から・・・ ふりむき峠(梶山新湯への林道途中)


祠の前を通って・・・・・ まだ残っていた紅葉Ⅰ


落葉を踏みしめて・・・ まだ残っていた紅葉Ⅱ


紅葉の後ろに青海の黒姫山が・・・ 上部の紅葉は既に終わっていた


駒ヶ岳 鋸岳


駒ヶ岳を背にしながら・・・ 霜が降りていた


絶景を堪能する「山ノ神」 11月上旬の雨飾山を味わう


笹平から山頂へ・・・・・・ 荒菅沢の源頭を回り込んで山頂へ・・・・


山頂から笹平を見下ろす 北峰の石仏


北アの山々を眺める 雨飾山(南峰)山頂へ・・・・・・


 
面白い形をした雲と対峙して・・・ 北アをバックに山頂で・・・


山頂(南峰)から北峰を望む 新潟から来たという「ひとみちゃん」と記念写真


もう一度北峰に寄って下山開始

 


「11/5 コラム (山つれづれより) 」

11/5 12回目の雨飾山は、4年ぶりに梶山登山口からで、大きな標識に、「ゆっくり歩いても4時間」の表示されているかのように、静かな晩秋の山を楽しんだ感じであった。紅葉は既に里へ降りてしまっていたが、大量の落葉を踏みしめながら、見通しが良くなった樹木の間から眺める頸城の山々も、私の心を楽しませるのである。

 近年、小谷・大網などからのアクセスが多かったのであるが、雨飾山への私の原点は、あくまでも梶山からである。「勤労感謝の日」前後の日にちに登る事が多く、雪をかき分けながら、また車のタイヤチェーンを施しながらと、幾つもの想い出が蘇って来る。

 その煽りを食ったのが「山ノ神」で、初登頂時(H.11.11.22)は、好天に恵まれながらも、相当の雪量で、ラッセルに四苦八苦した上に、最後の山頂への凍った岩場では、身動きが出来なくなってしまったのである。その時は、流石の「山ノ神」も、大好きなビールどころか、何一つ喉を通すことなく、山頂で震えていたのである。

 その翌々年(H.13.5.7)は、残雪期に挑戦したのであるが、数々の失敗から、「もう雨飾山には来たくない。」 と、その印象の悪さをもっていたのであるが、近年は、シラネアオイの群落に感動した小谷ルート、ブナ林の魅力を再認識した大網ルートなど、雨飾山への思いに変化を生じていたはずであるが、「紅葉時にも来てみたい。」 と言いながらも、初冬への佇まいを急ぐ、晩秋の静かな山に、今回は、殊の外ご満悦のようであった。

 もっとも、後立山連峰の展望や、新潟の可愛い女の子との出会いなど、山頂でのご褒美があったのも忘れてはならない。小谷ルートから7名、梶山ルートからは、我々の他1名なり。





 ■■■ コースタイム ■■■
高岡=登山口(雨飾新湯6:50~7:15)=薬師尾根難所のぞき(7:40~45)=笹平10:40=雨飾山頂上(11:00~13:05)=登山口(15:50~)=高岡

 ■■ 同行者 ■■
         比佐恵