元   さ   ん   の   山  紀  行
雨 飾 山 (1,963m)
<新潟県糸魚川市、長野県小谷村>
 平成26年10月13日




台風襲来でも出掛けた雨飾山。




台風を避けるために早めのスタート。 尾根に出たら、早速、ナメコに目がいってしまった。






「一ぷく処」  梶山新湯まで1時間半。雨飾山頂上まで2時間半。




「中ノ池」」  梶山新湯まで2時間。雨飾山頂上まで1時間半。


ロープに繋がりながら・・・ 分岐辺りは、まだ、風が強くなかった。


焼山が雲の彼方に・・・ 荒菅沢を覗く。


雨は、それほどでなかったが、強風に 「チョッピリやばいな。」 と思いながら登ってしまった。


強風の雨飾山頂上。写真を撮って、逃げるように下山する。


逃げるように笹平を行く。 兎に角、お腹が空いたので、分岐で休む事にする。






やっぱり、雨飾山の紅葉は素晴らしい。




ナメコ採りに興じてしまったが、次第に雨が強くなってきた。







  元さんの戯言・呟きから

10/13 「台風接近なのに、山へ行くなんて・・・」 と思われるのは承知で雨飾山に出掛けました。午前7時登山開始、午後2時に車に戻り、5時に帰宅をすれば、災害に敏感な娘家族を家に残して行っても大丈夫だろうと踏んだ。予報などを加味すれば、そんなに雨量が多くないとも思っていた。

 時間制限があるような無いような中で、往復とも高速を使わずして出掛けるのと、4年前の墜落事故の事もあり、「山ノ神」が、どう思っているかの不安があった。結果として、「危険だと思ったら、途中で止める。」 と言いながら今回も登ってしまった。

 それでも、あの山頂付近の暴風は凄かった。吹き飛ばされそうであった。衣服を少々濡らした事もあって、急激に体温を奪われてしまった。手袋の脱着が出来ないくらいに手が悴んでしまった。そして、何だか、私自身がふらつくような感じで、岩場を降りるのに躊躇してしまったのである。

 「もしかしたら、脳梗塞か心筋梗塞かもしれない。」 と言っても、「山ノ神」 「あっそう、どちらであろうが、私は何も出来ないから・・」 といつも通り冷たい返事である。 それこそ、何かあったら大変で慎重に降るしかなかった。

 お腹が空いても、口に入れるなどの余裕も雰囲気もなかったが、小谷側の分岐まで戻った所で、ようやく温かい物に有り付けた。不思議なもので、あの風は何だったのかと思う程に止み、一時だったけれど青空が覗いた。往路では見られなかった紅葉も飛び込んで来た。

 「雨飾山の紅葉も今年はダメか?」 と言っていたのに、イヤイヤ素晴らしい。でも、「今度の台風で、皆持って行かれるかもしれないけれど・・・・」 予定より早く山頂を後にしたのだけれど、「山ノ神」のおっかなびっくりの歩きは、いたずらに時間の経過を余儀なくさせた。

 それだけなら良いのだが、ナメコや山葡萄を見付けては、私に採れと促すのであった。そのような事が重なり、家路へは、強い雨の中を走らなければいけなくなったのである。






 ■■■ コースタイム ■■■
   梶山登山口6:50=薬師尾根(7:15~20)=いっぷく処8:25=中ノ池9:10=小谷との分岐10:15=雨飾山頂上(10:40~45)=分岐11:15=梶山登山口15:15

 ■■ 同行者 ■■
         比佐恵