元   さ   ん   の   山  紀  行
雨 飾 山 (1,963m)
<新潟県糸魚川市、長野県小谷村>
 平成28年09月05日




今回も一人になってしまった雨飾山頂上で。




これからスタートです。 雨飾温泉 秘湯 都忘れの湯


登山口→薬師尾根まで20~30分。 この標識で一休み。


コツコツと登る。 鬼ヶ面山が見えて来る。


鉄製の梯子を登れば、「いっぷく処」


駒ヶ岳の左は、糸魚川市街地。


水芭蕉の残骸が現れれば、「中ノ池」


左から、駒ヶ岳・鬼ヶ面山・鋸岳 分岐(小谷側の登山道と合流地点)


笹平に出ると、焼山が見えて来る。 雨飾山頂まで、もうすぐです。


雨飾山北峰の石仏。 雨飾山は双耳峰です。


雨飾山南峰が最高点。 山頂から笹平を見下ろす。


山頂で・・・ 山頂をバックに笹平で・・・




ちょっと話し相手になってくれた魚津の大澤君。







  元さんの戯言・呟きから

9/5 「行ってみなければ・・」 の思いが強い私にしてみれば、スタートの星空は、何となく強い味方のような気がした。午後から雨なのかしれないが、鈍い台風(台風崩れ)は、必ずしもその通りにはならない事の方が多い。

 しかし、根知集落付近から望んだ雨飾山付近は、厚い雲に覆われていて、前途多難であった。それでも、食料・ツエルトなど準備万端の上に、さっと逃げ帰ればいいとの思いもあった。しかし、「山ノ神」は、不調。コースタイムで登ったと言えども、「ちょっと行けば休憩」 の何とも言えない、じれったさを感じざるを得なかった。

 今日の行程表は、午前11時半撤収(撤退)、午後2時車に戻るというもの。それは、午後から雨と、孫達の迎えの時間があるからでもあった。そして、毎週、山に出掛けるのであるから、なるべく費用を掛けない(高速を使わない。)理由からでもある。

 中ノ池を過ぎ、小谷からとの合流地点(分岐)まで、もう少しという所で、「山ノ神」の足が止まった。このままでは、山頂に届いても、休む時間(食事時間)がなくなってしまう。「山ノ神」は、私にだけ山頂行きを促す。そして、「笹平(山頂直下)のいつもの所に荷を置いていけ。」 とまで言う。

 疲れ切って限界。そして、飲む時間が無くなる。もあるのだろうが、6年前の転落事故から、山頂に登った事があるのだろうかと思うほどである。(一度あるかな?)もうトラウマになってしまっている。雪が着いている時にも登っているのにである。

 でも、両者の目的が、どんな形でも達成出来たのであるから、それで良しとしなければなるまい。その「山ノ神」、後半は、少しであるが、膝の痛みを訴えていた。そして、「こんなに急だったろうか?」 とも言った。それは、衰えからでもあり、登り続けておらなければ、尚更感じると私は言い放ってしまった。






 ■■■ コースタイム ■■■
  梶山登山口7:10=薬師尾根7:35=いっぷく処8:35=中ノ池9:40=分岐10:15雨飾山頂上(10:30~45)=笹平(10:55~11:30)=分岐11:35=いっぷく処12:50=登山口14:00  

 ■■ 同行者 ■■
         比佐恵