元   さ   ん   の   山   紀    行
八甲田山 (1,584.6m)
<青森県>   平成20年08月17日



八甲田山・最高峰・大岳にて・・





a.m.6:50 いよいよ出発! 登山道の標柱 登山道はあまり広くなく、笹が覆い繁っていた。


パット開けたと思ったら・・ 岩木山が望めた。 沢は硫黄の臭いがした。


a.m.8:00 休憩! 森林限界を超え、木道が延びる。 仙人岱には小屋など無かった。


水場利用の説明板。 そっと、汲んでみる。 小岳・高田大岳との分岐。


ギボウシがきれいだった。 八甲田に来て、タテヤマリンドウ? ガスの中であったが、
仙人岱付近は雰囲気が良かった。


草原の中の地塘・・ 晴れておれば・・・ 白い花が一面に・・・


「アオモリトドマツ」と・・ 山頂への急登。
網籠に石を詰めた登山道。
爆裂火口に、水がたまった鏡沼。


八甲田山・最高峰・大岳山頂にて・・ 一等三角点 山頂から毛無岱側に降る。


大岳鞍部避難小屋 毛無岱は素晴らしかった。 まるで秋を思わせる湿原。


毛無岱の湿原を見下ろす


長い階段が印象的! 「酸ヶ湯」と、大駐車場が見えてきた。 入りたかったなぁ~、「酸ヶ湯」


北八甲田登山道の案内図





「8/17 コラム(山つれづれ・・・より)」

8/17 午前3時半起床。食事を済ませ、十和田湖畔の宇樽部を4時55分に発ち、奥入瀬を通り酸ヶ湯に向かった。酸ヶ湯には、大きな駐車場と400m離れた所にキャンプ場があったが、土地勘がなく、眠気アリでは、昨夜の内に来る事はとても出来なかった。(メーターは、既に973キロを表示していた。)

 3泊4日の行程を2泊3日にして、当初の予定の4座を登ろうとするのであるから、今日の内に、八甲田山と岩木山の2座に登り、尚かつ、白神岳登山口に、より近くの所まで移動しなければならない。

 そうなると、八甲田山も酸ヶ湯から仙人岱を経由し、最高峰の大岳に達するのであるが、それをピストンとなる。でも、欲張りな私達は、下山ルートを毛無岱の湿原ルートを取る事に山頂で決めた。結果的には、広大な湿原の様に見入り、八甲田の一部ではあるが、雄大な山容を望む形になった。

 もっと、ゆっくりしたかったと、後ろ髪を引かれる思いもあったが、正午前、1、000人風呂で有名な酸ヶ湯に入らず、黒石・弘前を経由して、津軽岩木スカイラインに向かった。本来なら、岩木神社のある百沢地区から入山する予定であったが、時間が足らない事から有料道路を利用する事にした。

 津軽岩木スカイラインは、午後5時でゲートが閉まる事もあり、俊敏に行動しなければならない。69のカーブをこなして、山頂駐車場に着いたのが午後1時50分である。その上に、リフトがあったが、些か後ろめたく、笹の繁った狭い登山道を歩いた。

 リフトの合流点から、山頂まではゴロゴロした岩の山。お花もなく、ガスに覆われていたからであろうか、何の変哲もない山にしか思えなかった。只、青森県最高峰であり、百名山、そして、スカイラインやリフトを使えば、30分程で山頂に立てるのが、人気なのかもしれない。

 この先、一気に日本海側の深浦町岩崎を目指した。鯵ヶ沢町・松代で山道を模索したが、結局は途中通行止に出合い引き返す羽目になり、素直に日本海に抜けた。しかし、101号線を行けども行けでも、コンビニや食料品店がない。夕食と明日・白神岳に登る食料がいるから少々焦った。夕陽海岸・千畳敷・渚100選などで有名な大間越街道(能代道)は、五葉線と相俟って、沈み行く夕陽が素晴らしかった。

 やっとの事で、小さなマックスバリューを見付けた時はホッとした。沈んでしまったが、今度は海面に照らされる月を見ながら、冷たいビールにありつけた。蚊取り線香を付けて、テントの中に入ったが、昨夜と比べて、シュラフなどいらないくらいに暑かった。(この時点の走行距離1、140キロ)

 




 ■■■コースタイム■■■
 8/17 宇樽部キャンプ場4:55~奥入瀬~睡蓮沼(6:00~10)=酸ヶ湯(6:20~50)=仙人岱8:20=鏡沼9:05=
    八甲田山・大岳(9:15~50)=避難小屋10:00~毛無岱~酸ヶ湯(11:40~55)

    黒石=弘前=津軽・岩木スカイライン13:15=スカイライン山頂駐車場(13:50~14:00)=
    リフトとの分岐14:30=鳳鳴ヒュッテ14:40=岩木山頂(15:00~25)=リフトとの分岐15:45=
    スカイライン駐車場(16:10~30)=
    鯵ヶ沢=深浦町岩崎周辺のP(18:50~ 


 ■■■同行者■■■
        比佐恵