元   さ   ん   の   山   紀   行
白  山 (2,702.2m)
<石川県白山市・岐阜県白川村>令和02年10月25日



















































山頂踏めず、敢え無く下山・・・

























   元さんの戯言・呟きから

10/25 一週間前に平瀬道が開通。そうなれば、やはり白山に行かなければならない。5月・8月に次いで今年3回目となった。(通算43回目) 晴れが約束されていた予報なのに、白川の道の駅辺りまで、ずっと雨であった。(五箇山トンネル経由の156号線) 「こりゃ!、ずっと下から雪だ。」 と思った。

 日曜日ともあって、多くの登山者が押し寄せていた。白水湖登山口にさえ、ちょっぴり片隅に雪があった。すぐに雪が現れ、紅葉とのマッチングが素晴らしかった。2キロくらいから雪道になり、3キロでは完全な冬山であった。私達はそこでアイゼンを着けた。登山道は踏み固められ、そのままでも良かったのであるが、知人から頂いたアイゼンの ” 試し履き ” もあった。

 大倉山避難小屋まで行かないで戻って来られる方々が続出していた。また、同避難小屋で待機の方も多かったようだ。それより上は、雪量も増え、強風に煽られるとの情報が飛び交っていた。我々も「山ノ神」の歩きでは、到底山頂どころか室堂までも覚束ない状態になって来ていた。何せ、写真撮影もあるが、皆に追い抜かれて行く状態であったのである。

 そんな「山ノ神」であったが、「もう少し行ってみる。」 と言うので、大倉山から、カンクラ雪渓までは行けなかったが、その近くまで行ったのが正午頃であった。私が上まで行きたい事を知っている「山ノ神」、「もう少し行ってきたら・・ でも、早く戻って来て・・」 と言い残して避難小屋に戻って行った。

 何とか室堂までの思いを抱いて突き進んだが、ハイマツに阻まれたり、ところによっては、膝まで沈んでしまい喘ぎ喘ぎとなってしまった。時折、パーッとガスが晴れるが、あっという間に視界不良になってしまう状態。先行者はいたのであろうが、私の視界には誰もいない。

 「室堂まであと500m」 の標柱(賽の河原辺り) で既に午後1時15分。室堂を往復したなら、「山ノ神」は、何時間も待たなければならなくなるし、下山は真っ暗になってしまうと思い撤退する事にした。下山も結構草臥れた。避難小屋に着いたのは2時45分頃。それからカップ麺を食べた。

 暗くならない内に降りなければと思いながら、また何度も立ち止まってシャッターを切った。(切っていた。) 白水湖・紅葉・夕陽のコントラストがいい。でも、最後の最後に陽は落ちてしまった。またまたヘッデンのお世話になった。疲れた!





  ■■■ コースタイム ■■■

 

    ■■■■ 単独行 ■■■■