元   さ   ん   の   山   紀    行
早 池 峰 山(1,913.6m)
<岩手県>  平成20年08月16日



早池峰山頂にて・・





河原の坊のバス停。 駐車場に、カンゾウが・・・。 山頂へ2・6キロ、小田越へ2キロ、岳へ6・4キロ。


コメガモリ沢の堰堤。 いよいよ沢ルートへ。 危険回避のためか、ロープが張り巡らされている。


始めは右岸を行く。 滑りそうな一枚岩を乗り越える。 水場では、必ず一口の「山ノ神」。


ソバナ トリカブト タカネナデシコ


コメガモリ沢に沿って・・ 後方は、薬師岳。 トウウチソウ


ちょっとだけ、トウウチソウと戯れて・・・


ソバナ シャジンとミヤマウスユキソウ


山頂に向かうに連れて岩が大きくなる。 「わ~っ、私、登れるかしら」


何だか楽しくなる。 迂回路もあったが、岩と鎖に飛び付いた。


ハヤチネウスユキソウが、まだ見られた。


早池峰山頂で記念写真。 降り始めは、穏やかな木道だったが・・ 次第に岩が現れるが、コメガモリ沢より歩き易い。


急なハシゴを降りる。 どちらのコースも上部は岩だらけ


この看板を見れば、小田越は、もう少し。 小田越登山口に辿り着く。 小田越から河原の坊までは30分。







「8/16コラム(山つれづれ・・・より)」

8/16 一度、中止にした計画を、復帰するには相当のエネルギーがいる。三千坊山の帰路、「やっぱり、行くか?」 となった。あまり気乗りがしていなかった私だけに、下準備など何もしていなかった。最寄りのICや山の状況など調べなくてはならないし、ましてや、3泊4日を2泊3日にするのであるから、果たしてとなる。カーナビなし、古い地図だけ、基本的には宿に泊まらない。(車は狭くて寝られない。)

 おおよその見当を付け、後は、行ってみてからの勝負だと、自宅を出発したのが、午後8時15分であった。魚津ICから高速に乗り、蓮台寺(糸魚川)まで、山ノ神が運転。ノルマを達成したかのように、その後は寝込んでしまった。黒崎SA(新潟)では、日付が変わったが、磐越道は空いており、割と楽な運転となる。

 東北道に入ってからは、さすがに睡魔には適わず、山ノ神を起こした。「眠くなったら代わる。」 を何度も繰り返し、予定より1時間程遅れて、紫波IC(盛岡南ICの手前)に着く。おかしな道路標識と古い地図に惑わされ、ちょっと時間をロスしたが、土地の人の親切に助けられ、登山口の河原の坊に辿り着く事が出来た。

 シーズン中の土日は交通規制で、ここまで車を入れる事が出来ないらしいが、その点ではラッキー、しかし、花の早池峰山の良さが、どこまであるかが、心配なところであった。

 河原の坊から、コメガモリ沢沿いに正面コース行き、下山路は小田越に降り、自動車道を歩き、河原の坊に戻るものであるが、早池峰山の上部は、岩がゴロゴロして、山ノ神の苦手なコースである。しかし、ナンブトウウチソウやミネウスユキソウが現れ、その中に、ハヤチネウスユキソウを見付けた時は、満面の笑みを浮かべていた。

 昨夜から殆ど寝ず730キロ余走り、尚かつ、山に登って来たのであるから、目はチョロチョロである。でも、次の目的地まで行かなければならず、野菜(トマト・キュウリなど)・ビール・氷を買い、盛岡南ICから100キロ内(通勤時間帯割引)の十和田ICに向かった。

 八甲田山には、もっと近いICがあるのだが、料金を考えたのと、十和田湖も見たかった事もある。十和田湖畔に着いたのは、最早夕暮れであり、キャンプ地を確保しなければならない状況になっていたが、なかなか思うような所を見付けられなかった。暗くなって、ようやく有料のキャンプ場を見付け、申し込みをしている最中に、バンガロー・ケビン・コテージもあるという。設備はイマイチであったが、安い料金であったので、ケビンに泊まる事にした。冷たいビールよりも、早く寝床が欲しいのが本音だったかもしれない。





 ■■■コースタイム■■■
 8/15 高岡20:20=魚津IC21:15=蓮台寺(21:50~55)=大積23:00=黒崎(23:55~0:05)

 8/16 新鶴(1:10~20)=五百川(1:55~2:30)=国見3:20=鶴巣(4:10~15)=北上金ヶ崎5:30
 =紫波IC6:05=早池峰道の駅(6:45~55)

 =河原の坊登山口(7:15~45)=御座走り9:50=打石10:10=千丈ヶ岩10:25=早池峰山頂(11:00~50)
 =五合目御金蔵12:25=小田越登山口13:25=河原の坊(13:55~14:30)

 =道の駅・紫波15:15=盛岡南16:20=十和田IC17:25=十和田湖畔(18:10~20)=宇樽部キャンプ場19:10 


 ■■■同行者■■■
        比佐恵