元   さ   ん   の   山  紀  行
飯 縄 山 (1,917.4m)
<新潟県糸魚川市、長野県小谷村>
 平成23年9月18日




私は2回目、「山ノ神」は、3回目の飯縄山です。


戸隠スキー場に降りようとしたのですが、間違えて、反対側の飯綱リゾートスキー場に
降りてしまい自動車道を4時間ぐらい歩かなければならない羽目になってしまいました。





西登山道口
ゆっくり登って2時間半の標識有り。


~~ 登山口から30~35分程で、鳥居と祠がある所に着きました。 ~~


~~ 整備されていて歩き易い登山道です。 ~~


~~ 樹木が低くなってくると、リンドウがたくさん咲いていました。 ~~


一の鳥居との分岐です。


一の鳥居方面からの
たくさんの登山者と合流です。
分岐から10分程で、
二番目の鳥居と祠がありました。


5分ほどで、飯縄神社(南峰)です。 飯縄神社の標高は1909mです。


~~ 飯縄山頂上に向かって、なだらかな道を行く。 ~~


~~ 山頂にて・・  「山ノ神」 ~~


~~ 戸隠スキー場に降りるつもりであったが・・・ ~~


~~ 笹藪の降りに悪戦苦闘 (間違っているとは思わなかった。)~~


~~ この景色には、とうとう近付かなかった。 ~~

~~ 飯綱リゾートスキー場ゲレンデに出てビックリ、一瞬戸惑ってしまった。 ~~







  元さんの戯言・呟きから

9/18 どのようなお天気になるか分からないから、より晴れの可能性が高い飯縄山に出掛ける事になりました。ずっと以前に登っている記憶では(山ノ神は2回)、簡単な山であった事から、少々お天気が崩れても「山旅」と称して、最寄りの観光スポットを歩いても良いと思っていました。

 西登山道に取り付いたのですが、日曜日であるのに閑散としていたもので、やっぱり予報で多くの方々が、二の足を踏まれたのかと思っていたら、南登山道との合流点から、ドンドンと登山者が増え出しました。

 飯縄神社のある南峰から10分ほどで、最高点である北峰に立つと、戸隠山・高妻山方面はガスに覆われていましたが、北から東側は、何とか山並みが見えた感じでした。いつも目にする山々と違い、何処がどの山か、はっきり分かりませんでしたが、ある程度の展望が望め、気持ちの良い山頂には満足のいくものでした。

 標柱の後の平ぺったい石に、赤ペンキでリゾートの矢印を発見し、同じ所へ戻るより、ちょっと時間が掛かるかもしれないが、違った所へ降りてみようかとなったのです。しかし、そのリゾートとは、私が目指す戸隠スキー場でなく、飯綱リゾートスキー場の事であったのです。名称から考えても分かりそうなものなのですが、何を勘違いしたものか分かりませんが、全く反対の所へ降りてしまったのです。

 降り始めてすぐに笹藪になり、足下が分からなくなりました。でも、何となく踏み跡らしきものがあり、ドンドン降りていきました。「分からなくなったら引き返そう。」と言っていたのですが、何とかなると思ってしまったのです。それは、らしき道に赤いマーキングが現れたからです。

 しかし、地図にはそのルートはなく、境界線だったのかもしれません。GPSに、沢の名が出て来て、何だか可笑しいなと思い始め、ゲレンデに出たのが、2時間も経ってからでした。もう900m位山頂から降り午後2時では登り返すわけにはいけませんでした。

 ゲレンデの下の方には、ロッジや管理棟らしき物が見えるのですが、背丈より、はるかに高いすすきが生えており、足下や目に絡む草木を気にしながらの歩きでは、どれだけの時間を要するのか不安でいっぱいでした。「わ~っ、今日はヘッデンが一つしかない。」までもが脳裏を過ぎってしまいました。しかし、右往左往していると、自然遊歩道の関係からでしょうか、一部刈り取ってあり、助かったと思ったのでした。

 幹線道路に出て、とにかく歩きました。戸隠駐車まで15キロの標識を見た時、また暗くなると思いました。連休で、ひっきりなし通る車を尻目に、斜度が10%なる道のアップダウンを繰り返すのですから、そうそう距離を稼げるものではありませんでした。また、急勾配の斜面を降りてきた「山ノ神」ですから、だんだんと足の回転が遅くなるのも仕方がありませんでした。

 バードラインに入ってから、路線バスがある事が分かったのですが、タイミングが悪く、なかなか乗る事が出来ませんでした。バス停を尋ねた方に、そのバス停まで車に乗せてもらったのですが、未だ時間があるとまた歩き出し、結局はバスに乗る機会を失ってしまいました。

 戸隠神社・中社に着いた途端、「山ノ神」は、「もう歩けない。」と言って座り込んでしまったので、私一人で車を取りに行った次第でした。 暗い道を鬼無里経由で白馬に出、糸魚川から魚津まで高速を使ったのですが、帰宅は10時くらいになってしまいました。家に戻った「山ノ神」は、点滴をする気力もなく眠ってしまいました。






 ■■■ コースタイム ■■■
 駐車場8:25=西登山道口8:40=一番目の鳥居と祠9:15=一の鳥居との分岐10:35=二番目の鳥居と祠10:45=飯綱神社(南峰)10:50=飯縄山頂上(11:00~12:05)=飯綱リゾートスキー場のゲレンデ13:50=道路14:20=戸隠神社・中社18:00=駐車場18:10

 ■■ 同行者 ■■
         比佐恵