元 ち ゃ ん の 山 紀 行
駒 ヶ 岳 (1,487㍍)
<新潟県 糸魚川市>
平成16年11月08日
また、ご一緒したいとの事で、犬ヶ岳、金山・天狗原山以来、今年3回目の4名での山行となった。偶然出会った残雪の牛岳を入れれば4回目になる。まだ会(グループ)の名はない。
私は3回目の頚城駒ヶ岳行きとなったが、北ちゃんも eiko女史も、頚城駒ヶ岳は初めてのようであった。各自いろいろスケジュールがあって、集合場所の滑川ICに、午後4時半まで戻る事が一つの条件であった。
その滑川ICに午前5時半に集合・出発で、「朝日ICまでなら」という高速料金が半額の恩恵に預かる事にした。私(達)だけなら、例え半額であっても、もう少し早起きして、下道を走ったに違いないが、そこがパーティーを組む良さであろう。と言っても運転するのは「北ちゃん」。
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駒ヶ岳登山口 |
「市振道の駅」でトイレ休憩した後、親不知・青海を通過し糸魚川から148号線に入り、根知で大糸線を渡る。雨飾山の梶山新湯へ行くようにしながら、大神堂で左折し、狭い山道を高度600mまで上がった所が登山口である。
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駒ヶ岳の岩壁を眺める |
登山口よりチョット上の所に車を止め、登山口の標識のある所で、恒例の記念写真を撮る。GPSをセットするが、どうも登山道とずれているのである。
名残の紅葉を楽しみながら、20分も行くと最初の水場がある。ここが「駒清水」という水場でコップが設置され、本当の意味での水場である。でも、「な~んだ!」と山に慣れておらなければ、言う人達がいるかもしれない。
第二の水場は、その先30~40程進んだ所の岩場に入る手前に有り、必ずしも水場とは言い切れない。でも、水の音は心を安らげてくれ、チョッピリ果物などを口に入れるには、丁度いい休憩場所かもしれない。
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「北ちゃん」 |
「eiko女史」 |
バンドを行く「元さん」 |
第二の水場から、大きな岩の間を抜けると大岩壁の前に出る。その岩壁に圧倒されそうになるが、すそを見るとバンド状に登山道が延びている。
草木が目隠しとなり、さほど恐怖感はない。梯子やロープに繋がりながら、せり出した岩の下を潜り抜けると、今度は急登が待っている。雨の後などは滑らないように気を付けなければなるまい。
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展望台は飛び込み台のように感じた |
上部から「北ちゃん」撮影! |
北アをバックに |
ロープに繋がりながら喘ぎ喘ぎ登り小沢も渡る。5分もすると、急に開けた展望台に出る。足元が少し気になるが絶景が広がり実に素晴らしい。日本海から山麓の集落、そして栂海の山々から、後立山連峰に、雨飾山が素晴らしい。でも、逆光となりカメラのシャッターは切りにくい。
落葉した樹木の間を20~30分程行くと、やがて御前山からのコースと合流し頂上に出る。
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しゃぶしゃぶ |
eiko女史のおでんも加わる |
我々だけの山頂パーティー |
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食べても食べても次から次へと |
祠と標柱を抱えて記念写真 |
眼前の雨飾山を眺めながら |
山頂はまずまずのお天気であったが、焼山は何故か霞んでいた。いや雪が冠っていない焼山は絵にならなかった。雨飾山は、相変わらず逆光で眩い。栂海の山々と、後立山の山々は確認出来るのであるが、カメラにはすっきり収まるほど、はっきりしなかった。阿弥陀山方面だけは、近さ故かはっきり見えたが、勉強不足から烏帽子岳・鉢山・昼闇山などの山々を確実に同定出来なかった。
今日は、久し振りの4人パーティーとあって、「しゃぶしゃぶ」に、「おでん」、「チャーシュー」に、「シナチク」などと豪華なメニューだった。しかし、アルコールは主に女性軍に任せた。
そうしているうちに、午前11時過ぎであったろうか、地震の揺れを感じた。これは家に帰ってから、わかった事であったが、新潟中越地震の余震で震度5弱のものであった。その揺れは、帰路のあの岩場通過が大丈夫なのかと不安が脳裏を掠めたが、時間の経過と共に薄らいでいった。
私には、感じなかったのであるが、「北ちゃん」と「eiko女史」に聞こえた「ゴー」という音は、地鳴りだったのではと、後から思ったのであるが分からない。そして、それと同時期に、阿弥陀山方面の山々は一瞬にしてガスに覆われてしまった。
★★★コースタイム★★★
高岡4:40=滑川IC(5:20~30)=朝日IC=市振道の駅6:00=登山口(6:50~7:15)=駒清水(7:35~40)=第二水場(8:20~30)=岩壁の下8:40=沢を渡る9:05=展望台(9:10~35)=駒ヶ岳頂上(10:00~12:20)=展望台12:40=岩壁の下13:05=第二水場(13:10~15)=駒清水13:50=登山口(14:15~50)=大神堂(15:00~05)=朝日IC=滑川IC(16:25~30)=高岡18:00
★★★同行者★★★
「北ちゃん」・eiko女史・比佐恵