元    さ    ん    の    山    紀    行
大 朝 日 岳 (1,870.8m)
<山形県朝日町・大江町・西川町・長井市・小国町・鶴岡市・新潟県村上市>
平成24年08月19日




特大ラジュースを囲んで、大朝日岳山頂避難小屋の宴。






登山口にある
ナチュラリストの家「朝日鉱泉」
すぐに吊り橋がある。 朝日川に沿って2時間以上歩く。
殆ど高度は上がらない。


2本目の吊り橋 沢を渡る。 10mくらい降りる。


河原を渡る。 また、吊り橋だ。 左岸を歩く。


水量がなければ、
河原を歩いても大丈夫!
ようやく出合に・・
中ツル尾根の起点。
3時間近くあるいても、
山頂までのコースタイムは4時間。


五つ目の吊り橋。 3時間近く歩いても、高度は
100mくらいしか稼いでいない。
キノコ採りの方に見せてもらった
トンビマエタケ。


中ツル尾根の急登に突入。 3合目は、標高850m。 4合目・長命水は、1,060m。


5合目は、標高1,200m。 6合目に近付くと
山頂付近が見えて来た。
6合目は、標高1,369m。


ようやく、稜線に出た感じ。 7合目は、標高1,500m。 雲行きが怪しくなって来た。


タカネマツムシソウ ハクサンイチゲ
~~ 7合目を過ぎた頃から、ようやく高山植物が現れて来た。 ~~


8合目は、標高1,650m。 リンドウ ハクサンシャジンかソバナか
ツリガネニンジンか分からなかった。


~~ ハクサンイチゲの群落が、パーッツと広がっていた。 ~~


この時点で8時間を経過している。 タカネマツムシソウも負けじと・・ 岩が現れたら、山頂は近い。


この辺がお花畑。


9合目は、1,760m。 山頂まで、標高差にして100mだ! 頑張るしかない。


山頂まで、もう少し・・・ p.m.4:05 大朝日岳山頂に到着。 北ア・朝日岳のTシャツと
大朝日岳山頂。


ちょっと青空が、そして、トリカブト。


明日、また山頂に来る事にして・・ 避難小屋が見えて来た。 山頂から避難小屋まで10分前後。


水場へ行く途中、
避難小屋を振り返る。
金玉水はの水温、一年中、
4℃だと管理人は言っておられた。
金玉水まで、避難小屋から10分。


燃料の不手際があって、管理人に事情を説
明したら、珍しい大型のラジュースが登場。
そして、珍しいトンビマエタケ
を提供してもらった。
「山ノ神」が料理人になった。
ちょっと、塩が利きすぎだったようだ!


管理人の阿部氏には、
大変お世話になりました。
乾杯!
物静かな井上君も加わって・・
何度も乾杯!


「明日は、晴れるかな?」 藤島さん夫妻かと思ったら、
奥様でなく娘さんだった。
東京農大の若者が加わると、
管理人も上機嫌だった。


大型のラジュースを囲んで盛り上がりました。
「ラジュースとは、何ぞや!」と知らぬ世代が多かったようです。






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   元さんの戯言・呟きから

8/19 改めてパッキングをすると、真新しいガスが見当たらない。家に忘れて来たのか、それとも、車から降ろす時、外れて転がっていったものか分からない。登る前のキャンプ用として、わざわざ残り少なくなった(昨夜使用した)物しかない。

 せっかく買い込んだ食材が、使用出来ないばかりか、車に残しても悪くなる物もあり悩んだが、山小屋(避難小屋)で何とかなるかもしれないという気持ちと、あげても良い(もらってもらおう。)と思って、殆どの物をザックに詰めた。しかし、調理が出来ないかもという事で、フライパンだけは車に残した。

 登山口の朝日鉱泉へは、当初大江町からのつもりであったが、よく調べると、287号線・宮宿からが近くて便利だと分かっていた。「ハチミツの森キャンドル」 以降は、案内板に従えばよく、差程難しい道ではなかった。しかし、百名山の日曜日だけに、小さい駐車場に止められなかったらの心配があったが、少し手前に止めれば問題はなかった。

 一番近いと思って、中ツル尾根を選んだが、「出合」 と言われる所まで、ずっと川に沿っての歩きは、2時間半を費やしても、高度は100mしか稼げなかった。「雨が降ったらイヤなところだね。」 と言いながら、じっと我慢の登高となった。

 5つの吊り橋を渡った。「百名山なのに人と会わないね。」 は、追い越された一人と、擦れ違った二人だけで、静かな山であった。中ツル尾根2合目辺りで、キノコ採りのお二人と出会った。何でも、トンビマエタケ狙いだと言われたが、見せてもらうと大きな籠に1ヶだけ入っていた。でも、そのキノコはとても大きい物であった。(宴会時に、調子に乗られた管理人から、その種のキノコを提供してもらうとは思いもよらなかったが・・・)

 そのキノコ採りの名人?から、「水はないよ。」 「急登だよ!」 との労いでもない言葉に激励を受けて?先を急いだ。しかし、昨夜は全く眠れなかった私と、二日酔いの「山ノ神」のピッチが上がる訳がなかった。

 いつも、「富山の山より、急登を強いられる山はそうそうない。」 と言い続けている私であるが、実際、この中ツル尾根でも、そのように感じられた。重荷と言っても、いつもほどでないハズ。敵は二日酔いだけ。

 「それにしても、お花のない山。」 だと思っていたら、七合目(1,500m)を過ぎた辺りから、一気にそのお花が現れた。特にマツムシソウが多かった。標高からして当たり前の事かと我に返った。お花が現れても、「山ノ神」のピッチが一向に上がらない。お花にカメラを向ける事でが休息となっていく。

 ガスに覆われ展望がなくなった大朝日岳山頂に辿り着いたのは、午後4時であった。8時間半を経過していた。大朝日岳山頂避難小屋には、15分程反対方向に降ればいいのである。

 大朝日岳山頂避難小屋は有料だけあって、かなり整備されていたし、管理人阿部氏も愉快で親切な方であった。水場は、金命水と称し、往復には25~30分程要するが、4℃の水温は気持ちが良く美味しい。

 お腹が空き、2Lの清酒と大量の食材を持って外に出たが、一気に盛り上がってしまった。名も知らぬ老若男女が、思い思いを語り合う事になる。





  ■■■ コースタイム ■■■

 飯豊道の駅5:10=白鷹道の駅(5:35~45)=朝日鉱泉(6:45~7:20)=出合10:10=2合目10:20=3合目11:05=4合目・長命水11:55=5合目12:40=6合目13:20=7合目14:05=8合目15:00=9合目15:30=大朝日岳頂上(16:00~15)=大朝日岳山頂避難小屋16:25 

    ■■■■ 同行者 ■■■■
             比佐恵