元   さ   ん   の   山   紀    行
白 神 岳 (1,235m)
<青森県>    平成20年08月18日



白神岳山頂にて・・・





101号線にある登山口の標識 白神岳登山口駅は、海の近くに・・ 登山口広場と宿泊可能な小屋


白神岳の案内板


登山口広場から500mの所に
記帳所がある。(旧駐車場)
山頂まで、6・5キロ 整備されて歩き易い登山道を行く。


二股分岐 二股コース(徒渉あり)と
蟶山コースの分岐
水場Ⅰ 水場Ⅱ


水場Ⅲ 水場Ⅳ (最後の水場) 山頂まで、3・9キロ


鬱蒼としたブナ林の中へ・・ いつもブナ林を見慣れているので、
差ほど驚かない。
ブナが、だんだんと太くなっていく。


蟶山分岐 山頂まで、3・15キロ なだらかで長い尾根筋を行く。


山頂が見え、元気が出る。 日本海が見えて来る。 大峰分岐(十二湖から)


大峰分岐からはアップダウンもあまりない。 構築物が見え、山頂はもうすぐ・・ 最高点は、山頂の手前にあった。


避難小屋があった。別棟でトイレも・・ 一等三角点 白神岳山頂


自転車で北海道旅行の途中、白神岳に寄った平田君





「8/18~8/19 コラム(山つれづれ・・・より)」

8/18 午前4時半起床。薄暗い中、朝食の準備。朝日で山が赤くなる様を見ながら、白神岳登山口に向かう。最近最寄りの駅を「陸奥黒崎」から、「白神岳登山口」に改名したらしい。それこそ、海抜0m(日本海)から、白神山地の入り口・白神岳1235mのロマンを売り出しているのかもしれない。

 私達は、101号線(駅も国道も、標高12~15mくらい。)から、立派な小屋がある登山口広場(標高190m)まで車を入れた。その先の旧駐車場までは、舗装された道で、登山届を出す記帳所があった。

 登山口(記帳所)から、山頂までの距離は6・5キロ、標高差1000m余、コースタイムは4時間。東北遠征最終日、そして、4座目であるから、山ノ神の疲れが心配であったが、二股分岐までは、高度をあまり稼せがない山ノ神得意のところだったからかもしれないが、順調そのものであった。二股から蟶山分岐までは、さすが、ブナの宝庫だからであろうか、水場が4カ所もあり、その水で喉を潤す時間を費やしても、コースタイム以内であった。

 蟶山分岐から、山頂までは、標高差400m余、距離にして3・2キロ、コースタイムが2時間が示すように、小さなアップダウンを何度も繰り返す長い行程である。大峰分岐までの最後の登りでは、とうとう山ノ神の足が止まってしまった。「がんばれ!」 「もう少し」 など、どのような言葉を掛けてもむくれていた。

 黙って、山ノ神の足が動くのを待つ事にした。ここまで来て、「あんただけ、行って来られ・・」 と、二百名山の山頂を踏まない訳がなかろうと思ったからである。何とか大峰分岐に辿り着いてから先は、なだらかな尾根になる。山頂の標識らしき物が目に入ってからは、元気を取り戻した感じであった。

 山頂には、4人の方がおられた。山頂の標識のある所は、三角点のある所で、最高点は、先に通過してきた所にある。その差は、3・1mで、最高点には、石仏のような物があるだけで、待機するような広さもなく、その事を知らなければ、見落としてしまいそうでもある。白神岳山頂の奥が白神山地のコアであるそうな・・・山頂から眺めれば奥深い山の印象が大。

 山頂では、横浜から来られた中原夫妻、後からやって来た大学生の平田君、地元の紳士と僅かな時間であったけれど、白神の事、自転車で東京からやって来た平田君の事で、盛り上がっていた。その平田君、北海道の宗谷岬まで行くと言っていた。

 後は、降るだけ、途中、白神の水を3L担いで降りた。山ノ神の足も何ともなかったようである。登山口駐車場に戻って、担いできた水でコーヒーを沸かし、中原夫妻と平田君にも、もてなしたら大喜びであった。大学生の平田君とアドレスを交換して、登山口を出発したのが、午後2時55分。長い長い高岡への帰路の始まりであった。



8/19 それしても、日本海側を走る帰路は長かった。650キロである。休まないで、時速100キロで走っても、六時間半を要するのであるから、実に長かったし遠かった。高速は新潟県中条町まで無い。下道を100キロ通して走れる訳がないし、休憩もしなければならないし、給油や食事もしなければならない。

 ハプニングもあった。能代を過ぎた頃であろうか、101号線から7号線に入ったのであるが、いつの間にか有料道路に導かれてしまった。パーキングもなければ、ETCカードも挿入していない。ICでないから、停車も出来ない。料金所を過ぎてからICがあって、慌てて降りた。後から気付いたのであるが、折角乗ったのであるから、もう少し先まで行っても良かったような感じであった。

 秋田や山形の高速道路は、太平洋側にしか延びていないのであるが、それが必ずしも横断だけでなく、縦断になっているところもあるから、古い地図しかもたない私達の弱点となってしまった。また、夜になっての海岸線を走るトラックに、後から煽られるのには山ノ神は嫌がっていた。

 途中何度も停車し、また、何度も運転を交代し、高岡の自宅に着いたのが、午前3時であった。すぐにお風呂に入って床に着いたのが午前4時。仕事の準備やHPの事も気になり起床が6時では、一日中眠たかった。走行距離が1,800キロと、よくも走ったものである。




 ■■■コースタイム■■■
 8/18 岩崎P5:35=登山口広場(5:55~6:10)=登山口記帳所6:20=二股分岐6:55=最後の水場(7:35~40)=
    蟶山分岐8:25=大峰分岐10:10=白神岳頂上(10:35~11:25)=大峰分岐11:40=蟶山分岐12:45=
    二股分岐13:45=登山口記帳所14:10=登山口広場(14:15~15:00)

    みねはま道の駅15:30=西目(18:10~20)=象潟=酒田(19:15~55)=中条IC22:40=
    栄=黒崎(23:25~40)

 8/19 大積(0:20~30)=上越(1:15~20)=蓮台寺1:40=魚津IC2:15=高岡3:00


 ■■■同行者■■■
        比佐恵