元   さ   ん   の   山   紀    行
白 馬 岳(2,932.2m)
<富山県朝日町・黒部市・長野県白馬村>  平成18年07月31日




白馬岳山頂にて・・・・







午前6時前の出発は可能に・・ 登山口は蓮華温泉 雪倉岳をバックに天狗ノ庭で・・


ハクサンコザクラ ハクサンイチゲ


チングルマ イワギキョウ


a.m.9:25 大勢の登山者と擦れ違う。 a.m.9:40 小蓮華山までは、幾つものアップダウンがある。


a.m.10:20 小蓮華山まで、あと20分ほど。 山頂を眺めながらの稜線歩きは気持ちが良い。


お花畑で足を止めて・・・・


a.m.10:40  小蓮華山 a.m.10:50  次の三国境を目指して・・・・


小蓮華山からの稜線。 a.m.11:30 山頂方面をバックに三国境で・・・


a.m.11:55 お花に目を奪われてしまって・・ p.m.0:15 最後の登り あと10分。 白馬岳は、一等三角点の山。


山頂の方位盤と共に・・・ 白馬岳山頂にて・・・ 山頂を後にして10分。


雪倉岳方面からのパーティー(三国境) 三国境から小蓮華山へ・・・ p.m.2:35 小蓮華山までもう一踏ん張り。


p.m.3:00 小蓮華山でエネルギー補給。 白馬大池が見えるのであるが、遠~い。 チングルマ越しの白馬大池。







「7/31 コラム(山つれづれ・・・より)」

7/31 体調が悪く、やっとの思いで蓮華温泉に辿り着いたのが午後7時であった。
 白馬大池から失速し始めた「山ノ神」であったが、小蓮華山での休憩なしで通過し、三国境まで行ってしまおうと言ったのである。「山ノ神」にしてみれば、大雨であったとは言え、一昨年の未登頂(小蓮華山で退却)の悔しさが頭から離れず、少しでも先に思いがあったのかもしれない。

 私はその頃からお腹が空きだし、喉の渇きが激しく、何だかちょっと可笑しいと思い始めていた。(水分を取っていなかった。)山頂では、祝杯をあげるハズだったのに、頭が痛く、おまけに足が攣り始めた。可笑しい!これが本当の「高山病」でなかろうかと思ったくらいであった。(好山病が高山病では、洒落にならない。)
 少~しだけ頭が痛く、少しだけ胸が気持ち悪かった。でも「ビールのない山なんて考えられない。」と言う「山ノ神」は、苦しんでいる私をよそに、ビールを片手に、他の登山者といろいろ会話し楽しんでいたようであった。

 それまで、まずまずであった展望は、山頂に到達する頃からガスに覆われ、立山連峰方面は全く見えず、隣の旭岳と清水岳の下部だけが見えるくらいになってしまった。しかし、高山植物は大雪渓経由のものと比べて、量こそ少ないかもしれないが、それなりに、目を楽しませてくれるものであった。

 それにしても、下山時は辛かった。山頂から、蓮華温泉まで5時間半も掛かってしまった。こんな事もあるかもしれないと思い、私のリックの中には、そのためのフル装備が用意されていたが、そんな事に屈するわけにはいかないと必死に歩いた。「山ノ神」は、「何かあったらどうすればいいの・・・・」であった。ライトもあるが、とにかく転ばず、暗くならないうちに、登山口に辿り着く事だけを考えた。

 私の山人生が、これで終わりかと思ったくらいに、足が思うように上がらなかった。これからの私の山歩きを、もう一度見直さなければいけないようである。
 でも、不思議な事が起きた。眠くてしようがなく、しばらく「山ノ神」に運転を代わってもらったのであるが、再び私がハンドルを握る際、悪くない反対の耳に強烈な痛みが走った。それを境に気分が一転したのである。家に戻れば、膝の違和感は別にして、冷たいビールは、ドンドン喉を通過していった。




 ■■■コースタイム■■■
  蓮華温泉(5:25~50)=蓮華の森6:05=天狗ノ庭(7:15~25)=白馬大池(8:25~40)=小蓮華山(10:40~45)=三国境(11:25~35)=白馬岳頂上(12:25~13:40)=三国境14:15=小蓮華山(15:00~15)=白馬大池(16:30~45)=天狗ノ庭(17:35~40)=蓮華温泉(19:05~ ) 

 ■■■同行者■■■
            比佐恵