元      さ      ん      の      山      紀     行
双六岳(2,860.3㍍) 三俣蓮華岳(2,841.2㍍) 鷲羽岳(2,924.2㍍)
<富山県・岐阜県・長野県>  平成23年08月15日~17日





双六キャンプ場で、2泊をしたが、すっきり晴れなかった。





出発前に、もう一度双六小屋に・・・ 行けなかった樅沢岳をバックに・・ コースタイムでは、新穂高へ5時間20分。


a.m.7:30 キャンプ場を出発。 大好きなトリカブトを楽しむ間もなく。 花見平


ようやく弓折岳分岐に・・・ a.m.8:50 弓折岳分岐


「往路では分からなかったが、こんな風景があったのか?」 とパチリ。


鏡平山荘が見えて来た。 ガスの中、ひょうたん池に掛かる橋を渡る。


鏡平でパスタを作り始めたら、突然、強い雨が降り始めたが、「忍の一字」で最後までやり通した。


a.m.10:25 雨の中、鏡平を出発 鏡池横の木道を、滑らないように慎重に・・ 雨に煙る鏡池です。


登山家・岩崎元郎氏と遭遇。ちゃっかり記念写真を撮る。


a.m.11:15 シシウドヶ原 a.m.11:45 イタドリヶ原 チビ岩を通過・・・・


p.m.0:35 秩父沢の橋を渡る。 奥丸山分岐にある橋が見えて来た。 p.m.1:20 奥丸山分岐の標識


ワサビ平で腰を降ろす。 p.m.15:00 ターミナルにようやく到着。 駐車場で靴を脱いでコーヒーを沸かした。





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  元さんの戯言・呟きから

8/17 夜中の星空は、やはり一時の事で、我々には味方してくれず、目が覚めた頃は、ガスが立ち込めて、風も伴っていた。晴れておれば、「もう一度、双六岳の山頂に立ってみたい。それがダメなら、反対側の樅沢岳山頂まで・・」 と思っていたが、その望みも砕かれてしまった。

 「ゆっくり降りよう。」 「何度休んでもいい。」 「楽しみながら歩こう。」 と言って、歩き始めたのが午前7時半であった。しかし、歩き始めてしまうと、天候の悪さも手伝って、そうそう、のんびりもしておれないものである。

 歩行が順調に推移した事もあり、鏡平で大休憩を目論んでいた。豊富な?食材の中から、パスタを茹で始めてから、大粒の雨が降り出した。周りの人達が一斉に山荘に逃げ込んだが、我々だけが、じっと、そこで耐え忍ぶ形となった。しかも傘一本である。山荘前の人達の視線を気にしながら、意地だけになったような気がするが・・・・

 そこには、我々が追い抜いてきた大学生パーティーがいたもので、ついついお裾分けをしてしまった。二枚の皿に2人分として渡したつもりであったが、10人くらいの学生達が群がり、それを分けて、美味しい美味しいと食べてくれた。そのような事で、自分達のお腹を満たすには至らなかったが、何だか気分が良かった。

 尚も雨が続いたが、黙々歩く事にした。「山ノ神」が、突然、「あっ、山崎さん」 と登って来る人に声を掛けた。「岩崎です。」 の答えが返ってきたが、「山ノ神」は、「ごめん! 写真を・・」 と、通常の尻込みが、何処へ行ったのかと思うほどの度胸で、岩崎元郎氏と写真に収まった。

 シシウドヶ原・イタドリヶ原・秩父沢をやり過ごして、奥丸山との分岐に着けば、後は林道歩きだけである。その林道歩きが結構長い。ひたすら歩くしかない。でも、午後3時には新穂高に着いた。無料駐車場までの10分間を我慢し、車の前でコーヒーを沸かした。これで、明るい内に高岡へ帰れるとホッとした。







 ■■■コースタイム■■■
  一日目
   新穂高無料駐車場5:15=ターミナル5:30=笠新道分岐(6:50~55)=ワサビ平(7:05~10)=奥丸山分岐(7:35~40)=秩父沢(9:00~20)=イタドリヶ原10:20=大ノマ分岐(11:00~05)=シシウドヶ原11:15=鏡平山荘(12:45~13:30)=弓折岳分岐(15:10~25)=双六キャンプ場(17:10~)
  二日目
 双六小屋5:55=巻道分岐6:15=双六岳頂上(7:05~15)=コーヒータイム(8:05~30)=三俣蓮華岳分岐9:10=三俣蓮華岳頂上9:15=三俣峠9:25=三俣山荘(10:00~15)=鷲羽岳頂上(11:50~12:15)=三俣山荘(13:20~14:00)=三俣峠15:00=双六小屋(16:35~)
  三日目
 双六キャンプ場7:30=弓折岳分岐(8:50~9:00)=鏡平山荘(9:45~10:25)=シシウドヶ原(11:15~20)=イタドリヶ原(11:45~55)=秩父沢(12:25~35)=奥丸山分岐13:20=ワサビ平(13:45~55)=新穂高ターミナル15:00=駐車場15:10

 ■■■同行者■■■
         比佐恵