元   さ   ん   の   山   紀   行
天 蓋 山 (1,527.3m)
<岐阜県飛騨市>  平成26年10月07日




一緒になった京都の竹本君と・・・






夕顔の駅から・・ 駐車場から登山口まで10分弱。 炊事場が登山口。


登山口の標高が、約1,000m。 白樺林を行く。


本当にイワナが泳いでいた。 歩きやすい登山道。


急坂の標識。標高1,150m 急坂? 京都の竹本君と出会う。


ちょっと一服。 「急坂ここまで」 標高1,300m


落葉の上を歩くのは気持ちがいい。 薬師岳から黒部五郎岳が見えて来た。


土塁跡 昔はここまで放牧場だったらしい。


雀平 標高1,370m 女性ばかりの団体さんがやって来た。


「もうちょっと」 の標識。 ようやく山頂です。


ゆっくり歩いたら1時間50分掛かりました。 竹本君と一緒に記念撮影。


















   元さんの戯言・呟きから

10/7 昨日は、大型台風18号の事もあり、山行を自粛したが、富山県への影響は殆どなく、午後からなら、問題なく何処かに行けたような気がするが、「焦らない。」 「羨ましがらない。」 などを心しなければと思っているだけに、今日は、満を持しての山行となった。

 天蓋山で単独行の青年と出会った。わざわざ京都からやって来たと言うのである。登山は初めてで、ネットで登りやすいとあったから、この山を選んだらしい。タイツに半ズボン、そして、スニーカーのような靴と、それなりのザックスタイルであったが、話を聞いてみると、山が流行だからではなく、何かを感じてのチャレンジの始まりのようであった。

 槍や穂高、ましてや剱や立山の名も知らない初陣の若い登山者に、何となく拍手を送りたくなったし気にもなった。何かを探しに来たかもしれない彼の旅に、老人が拘束するのも如何なものかと、先に山頂へと促した。

 大展望といかなかった山頂で、彼は物思いに耽っていたのか、それとも、唯1人寂しくいたのかは分からないが、我々の食事をに誘ってみた。何のわだかまりもない彼の振る舞いに、子や孫と同じように接しられ、こちらもホットな気分になってしまった。登り始めに、おにぎりを一個食べただけで、他に食料を持ち合わせていないとの事であったから、ちょうど良かったのかもしれない。

 彼は、ずっと、私の話を聞いてくれた。それは、我慢して聞いてくれるのではなく、興味を持って聞いてくれていたような気がする。「いい気になって・・・」 と思った「山ノ神」は、「先に行ってもいいんだよ!」 と促していたが、彼は最後まで一緒してくれた。

 彼のお祖母様が、私より年齢が一つ年下とか聞かされた時は、「ええっ」 と思ったが、それはそれである。「ちょっぴり元気なおじさん」 とでも思ってもらえたら光栄である。大学を出て、そう時間が経っていない彼であるから、これからの人生には、紆余曲折があるだろうが、世の中は、「そう捨てたものでない。」 と思ってもらいたい。

 今回は、もう一つの出会いがあった。先に行くかなりの人数のおばさん達を追い抜く時、「元さんでは・・」 と声を掛けてくれた女性があった。「どうして、私など・・」 と思ったが、2年前、白山の後半を一緒した横浜からやって来ていた河合君のお母さんだと言われるから、これまたビックリ。嬉しかったが、ここで私は、失敗をしでかした。

 河合さんのお母さんは、団体さんの一員だと、私が勝手に思い込んでいたから、山頂でゆっくりお話が出来ると思っていた。しかし、彼女は、単独行で、下山中だったのだと、後から「山ノ神」に聞かされ、お叱りを受けてしまった。河合君の実家は砺波市だから、そんなお母さんと、またお会いできるかも知れませんし、私達の条件に合うようでしたら、声を掛けて頂ければと思いつつ、失礼した事を、此処でお詫び致します。






  ■■■ コースタイム ■■■
             駐車場10:20=天蓋山頂上(12:10~13:30)=駐車場14:55

  ■■■ 同行者 ■■■
             比佐恵