元 ち ゃ ん の 山 紀 行
鷲 ヶ 岳
(1,672㍍)
岐阜県高鷲村
平成12年09月04日
4日5日の連休は、何処か遠い所へと思っていたが、やっぱり思うようにならず、朝になってから、思案の挙げ句、岐阜県ひるがの高原附近の「鷲ヶ岳」「大日ガ岳」の二つを候補としてあげた。
スキー場との分岐で
8時半出発で「初めての山」、「登山口までのアプローチ」、「標準コースタイム」等を考慮すると、必然と「鷲ヶ岳」に決まってしまった。
五箇山トンネルや9月30日に開通する東海北陸自動車道の上平インター附近では、工事の為に結構足止めを食ってしまった。
ひるがの高原附近は、リゾート地特有に縦横矛盾のきれいな道が張り巡らされていて迷ってしまい、何度も車から降りて道を尋ねてしまった。スキー場分岐から、始めが左右ゴルフ場になっている桑ガ谷林道に入る。狭いながらもフラットの道が、だんだん怪しくなってきた3.5~4キロの所で車をデボする。
一服平にて
7分程歩いた所が林道の終点で、「ハチ、マムシ注意」の看板が建ててありドキリする。ネマガリダケ所々にブナのあるガラガラした道を行くと鷲ヶ岳スキー場とホワイトピアススキー場からの分岐に出る。それから、またネマガリダケの中を行くと顕彰堂、顕彰碑のある見晴らしの良い所に出る。
「分県登山ガイド‐岐阜県の山」には、一服平と顕彰堂のある所が別々になっているが、実際には同じ所だった。ここからは、鷲ヶ岳が堂々とした姿を見せているが、何時もの通り、本当のピークはその後に隠れている。
「頂上まであと1,260㍍」の標識を横目で見て、またササヤブの中を下る。迷う事のない道を何度かアップダウンを繰り返しながら、最後の急登を我慢すると、鷲ヶ岳頂上に着く。一色スキー場と立石からの道共合流して頂上に続いている。
鷲ヶ岳頂上にて
先人の親子連れから「ここは展望がいいですよ!」と聞いたが、霞んで見える遠望は、大日ガ岳とこの周辺のスキー場しか分からず、何時ものように冷たいビールとその親子との話にばかり気持が行っていた。帰路は、膝を庇いながら下る家内の後姿を見ながら、「そんなにしてまで、山に来なければいけないのか!」と自分の事は棚に上げて思ってしまった。
今秋、向いの「大日ガ岳」に来れるかな!
鷲ヶ岳
因みに、鷲ヶ岳は日本三百名山。 大日ガ岳は、日本二百名山。
◇◇
コースタイム
◇◇
高岡8:40→桑ヶ谷林道.車デボ地点(12:10~25)→林道終点12:32→
スキー場分岐(13:00~10)→一服平(13:17~20)→鷲ヶ岳頂上(14:05~15:10)→
一服平(15:48~55)→車デボ地点(16:30~40)→高岡19:40
*高岡から桑ヶ谷林道車デボ地点=片道140キロ
☆☆
同行者
☆☆
比佐恵