元   さ   ん   の   山   歩   き
焼  岳 (2455.4㍍)
<岐阜県、長野県> 平成24年07月03日




小雨降る中、旧中尾峠上部より、穂高連峰を望む。





中尾温泉ルート

中尾温泉より1キロ余の所に駐車場がある。 ちょっとばかし林道を歩く。(10分ほど) 林道を捨て標識に従う。


小さな谷に架かる橋を渡る。 ブナが美しい。 林道を歩くより近道である。


林道の行き止まりが二つ目の登山口らしい。 4~5分も登れば「白水ノ滝」が見られる。 上部から白水ノ滝を望む。


歩き易い登山道である。 鍋助横手の標識があるが、他に何もない。 笠ヶ岳と穴毛谷が見えて来る。


ヒカリゴケが意外と有名? eiko女史は、最初から興味を示していた。 奥に光る苔はあった。


国土交通省焼岳雨量観測所 秀綱神社・三木秀綱を祀る岩屋の祠。 この地点(午前10時頃)から雨になった。


秀綱神社からしばらく行くと、焼岳小屋との分岐に出る。


再び笠ヶ岳が現れる。 稜線の分岐は、旧中尾峠である。


眼下に上高地が望めた。 霞沢岳が大きい。


雨になったが進むしかない。 笠ヶ岳の左に錫杖岳が現れて来る。


高度を上げれば、穂高連峰が浮かび上がって来る。 覆い被さるような岩壁を、左に回り込むように行く。


~~ 噴煙が上がる異様な雰囲気の所を、回り込みように進む。 ~~


雲の上に穂高連峰が浮かぶ。左に小さく槍ヶ岳も・・・


~~ ゴロゴロした岩場を、更に回り込むと、中ノ湯(安房峠)方面からのルートと出合う。 ~~


最後の登りを慎重に・・・ ようやく辿り着いた焼岳山頂。


人気の焼岳だけに、
人影のない山頂は初めてである。


~~ 雨の中、帰りは慎重に・・・ ~~


思ったより早く旧中尾峠に着いた。 秀綱神社まで戻って食事とした。 寒かったけれど、とりあえず乾杯!


焼岳山頂より下(南)は、中ノ湯・安房峠方面。
中尾峠より右(東)は、上高地方面。
中尾峠より上(北)は、西穂高方面。








  元さんの戯言・呟きから・・

7/3 eiko女史と約束していた山行。日にちは決まっていたが、行き先が決まっていなかった。白山から戻って、急遽「中尾温泉からの焼岳」に決まった。eiko女史の 「雨が降ったら降った・・」 と言う言葉で決まったようなもの。

 20数年前、3人の子供を連れて、焼岳小屋辺りまで行った事があるが、まるっきり覚えていない。ネットで眠い目を擦りながら、うわべだけの情報を入手し臨んだ事になる。行って見れば、登山道は整備され、とても歩き易すかった。

 午前10時頃、秀綱神社辺りから雨が降り出した。雨が小粒で視界も良かったから、特別イヤな感じではなかった。焼岳小屋の分岐を通過し稜線分岐に出てから、笠ヶ岳や錫杖岳だけでなく、高度を上げる度に穂高岳が良くなって来る。槍ヶ岳も親指のような形で姿を現す。

 ガスに覆われたと思ったら、また山並みが現れる。そのような事が繰り返されながら、岩場をぐるっと回り込まなければ山頂には届かない。前日の疲れが出たのか、「山ノ神」の足が何度も止まった。

 でも、「止めた。私は此処にいるから・・・」 と言えるような場所でもないだけに、「山ノ神」も頑張った。山頂には誰もいなかった。こんなのは初めてである。人気の焼岳(百名山)であっても、雨が降ってはやって来まい。

 我々も、とても食事が出来るような環境でもなかったし、雨の岩(ガラ場)はイヤだし、早々に戻る事になった。「山ノ神が、山頂で飲まない。」 異常な光景は何年ぶりだろう。

 お腹を空かしながら、秀綱神社に戻って簡単な食事をした。でも、寒かった。雨具が通った事もあるが、「何かもう一枚着たい。」 という感じであった。温かいラーメン・コーヒーが一番のご馳走であったような気がする。

 eiko女史が、「良かった。」 「また機会を作って一緒したい。」 と言ってくれた事が嬉しかった。山道も車の中も、3人で、ずっと喋りっぱなしであったが、「山ノ神」は、連日の歩きにかなり疲れたようで、家に戻ってからは、ニコニコ顔が消えてしまった。






 ■■■ コースタイム ■■■
 高岡5:00=楡原道の駅6:00=中尾温泉登山口駐車場(7:10~30)=林道登山口7:40=林道終点登山口8:15=白水ノ滝展望8:20=鍋助横手(8:50~9:00)=雨量計(10:00~10)=秀綱神社(雨 10:15~25)=焼岳小屋分岐10:35=旧中尾峠10:55=中ノ湯登山道合流12:05=焼岳頂上(12:15~25)=旧中尾峠13:20=秀綱神社(食事 13:50~14:30)=鍋助横手15:05=林道終点登山口15:35=駐車場(16:15~30)=楡原道の駅=高岡

 ■■ 同行者 ■■
       eiko女史・比佐恵